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Manachan's World-東京下町日記

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2010年02月20日
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JALと、ウィルコム・・・今年に入ってから、誰もが知ってる企業が、相次いで倒産しました。この二社は、会社更生法の適用を受けて、今後、再生の道を目指すことになります。

航空会社のJALと、携帯通信業のウィルコム。業界・業種も違えば、倒産に至った原因も違います。

JALは国営企業として出発し、現在でも「半官半民」の会社。常に客よりも国の方を向き、民間企業としての真っ当な経営をしてきませんでした。JASとの合併(2001)時にも、地方不採算路線の大幅なリストラをやらなかった他、統合に伴う内紛も解決できず、社内に8つも労働組合ができてしまうなど、会社も社員も親方日の丸体質が抜けませんでした。民間企業として経営に工夫を重ねてきたANAとの差は開く一方。昨今の世界同時不況の直撃を受けて、ひとたまりもありませんでした。

一方ウィルコムは、JALとは違って、最初から民間の荒波にもまれてきた会社。PHS事業者として大きな地歩を築きましたが、世の中の流れがPHSから携帯電話に移るなかで、体力で勝る携帯電話各社とガチで競争する、厳しい事業運営を強いられました。苦しい中で、「データ通信定額制」、「24時間通話無料」など、斬新なサービスを次々と提供してきましたが、間もなく携帯各社に真似され、客を奪われる。次世代技術として期待されるXGPへの投資負担も重くのしかかり、体力が続きませんでした。投資ファンドのカーライルグループも、ウィルコムのXGPがモノになるまで、後押しすることができなかったのでしょう。

今になってみれば、他社に先駆けてAndroid端末を安く売るとか、あるいは、医療系、作業現場系などニッチな分野に特化するとか、XGPのような巨額投資をせずにマーケットを確実に獲る方針で行ってればよかったのにと思うけど、ま、これは後知恵というものでしょう。

私の率直な気持ちとして、官製の放漫経営で自爆したJALには余り同情できませんが、厳しい通信業界で精一杯戦い、斬新な商品を次々と送り出しながらも、力及ばず倒れたウィルコムに対しては、心から拍手を送りたい。たとえていえば、甲子園で強豪校と戦い、善戦の末敗れ、胸を張って球場を後にする弱小チームを暖かく見送る気持ち。要は、JALと違って、ウィルコムの戦いっぷりは美しかった。

今後、JALの再建には、国民の税金をいくら使うか分かりませんが(怒)、ウィルコムは、税金を一銭も使わずに、ソフトバンクの傘下で再建を目指すのでしょう。もともと、技術力も市場開拓力もある会社だから、まともなかたちで再建してくれることと期待します。




そして何よりも、JALやウィルコムの社員には、心から同情します。

というのも、約1年前、私の勤め先が、今のJALやウィルコムとほぼ同じような状況に陥ったからです。

それは、インドで4位、社員5万名以上を抱え、世界50数カ国に展開する大手IT企業でしたが、「インド版エンロン事件」といわれる粉飾決算(横領)が明るみに出た頃には、すでに自主再建が不可能な状態に陥っていました。

インドにとってIT産業は、超・基幹産業。国の威信をかけて、インド政府自らが経営陣を指名して、早期再建を目指しました。その後、迷走3ヶ月。結果的には、下院総選挙直前に身売り先を強引に決めるという、強力な政治決断で再建の方向性が決まりました。

私は社員という、当事者の立場で、この倒産劇、再建劇を体験しました。今にして思えば、良い経験をさせてもらったと思います。二度とやりたくはないですけど・・・。

あの3ヶ月間が、私たち社員にとって、どういうものであったか。


・毎月の給料は、一応、出ました。数日間の遅れはありましたけど・・・その裏では、インドで人海戦術による、壮絶な送金業務が行われていました。要は、自転車操業。

・一方で、経費は請求しても、精算できませんでした。出張に行って、ホテル代や交通費を自腹で払っても、その分は、泣かなくちゃならない。私は、横領事件の2ヶ月前に、インド出張費を精算していたので、ギリギリセーフでした。

・もちろん、ボーナスとか、業績連動部分の給与などは、望むべくもありません。

・会社を辞めた時の最後の給料は、大幅に(通常1ヶ月以上)遅延するのが普通でした。

・社員のなかで、プロジェクト(客先)に配属されている社員は、雇用が守られました。だって、会社のためにお金稼いでるんだもんね。

・一方、プロジェクトに配属されず、ベンチに座っている社員は、容赦なく切られました。日本常駐のインド人社員は、日本語が流暢にできる人を除き、ほぼ全員、帰国させられました。

・また、セールス社員も、大幅に切られました。

・カントリーマネジャー、デリバリマネジャーなどは、ベンチにいる社員に退職を言い渡したり、彼らを同業他社にねじ込んだりと、日々、気が狂いそうな業務に奔走しました。



同じようなことが、今のJALやウィルコムの社員にも起こっているはずです。

このような客観的状況のなかで、前向きな気持ちで働くのは、とても難しいことです。また、仮に社員が前向きな気持ちを失わずとも、世の中の人はそう見てくれないのが常です。客の要請でプロジェクトは次々と休止、契約は次々と解約・・・毎日が、逆風の連続です。

当然、皆が次の勤め先を探すわけですが、世の常として、仕事のできる有能な社員から抜けていくので、現場を回すのも大変です。当然、欠員補充するお金があるわけじゃないですし。

経験者は語る、じゃないけど、倒産した会社の社員は本当に大変なんです。だから皆さん、JALやウィルコムで日々頑張る人たちを、暖かい目で見守ってくださいね。私から、切にお願いいたします。





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最終更新日  2010年02月21日 00時06分35秒
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