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健全な男女共同参画を考える!

健全な男女共同参画を考える!

名大男女共同参画室からの回答とその批判

名古屋大学男女共同参画室からの回答とそれへの批判

名古屋大学男女共同参画室への苦言に対する回答は次のとおりです。
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                      平成20年5月23日
近藤 實 様
                    名古屋大学男女共同参画室長
                             束村博子

全学教養科目「女と男を科学する」および同授業で教科書として使用している『ジェンダーを科学する―男女共同参画社会を実現するために』および男女共同参画に関わる諸問題についてご質問がありましたので、ご回答いたします。
大学においては、学問と教育の自由および自治が保障されています。また、授業においては、多様な学問的知見を紹介するとともに、学生には批判的な意見を表明する機会が保証されています。したがって、ご指摘の諸点については、問題はないと考えます。
以上をもって、回答とさせていただきます。なお、本件についての本学としての回答は以上のとおりであるため、今後これ以上のご質問にはお答えしかねます。
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以下、私の批判を述べたいと思います。

1)「大学においては、学問と教育の自由および自治が保障されています」とのことだが、私の質問(苦言)は、「大学(男女共同参画室)が、男女共同参画を推進するための授業として、『女と男を科学する』という全学教養科目を開講し、その教科書として『ジェンダーを科学する』を指定している、そしてその内容があまりにも偏向しており、まさにフェミニズム、ジェンダー・フリー思想そのものだ」ということである。学問の自由にけちをつけているのではないのだ。
単に、一教官が、自分の授業として行うこととは、全く意味がちがうのです。

2)回答には「授業においては、多様な学問的知見を紹介するとともに」とあるが、多様な学問的知見というのであれば、ジェンダー(ジェンダー・フリー)、フェミニズムに対して反対の立場のものも紹介すべきである。「多様な」といいながら、ジェンダー(ジェンダー・フリー)、フェミニズムの学説の中の「多様な」ものを紹介しているだけであって、男女共同参画についての賛否を含めた「多様な」知見ではないのである。そうではないでしょうか?

3)回答では、男女共同参画室の人員構成についての質問(苦言)に対して、全く触れていない。タブーなのだろうか? なお、本日現在、以前8人だった室員(室長含む)は、以下のように11人に増えており、10人が女性、1人が男性となっており、以前より更に、女性の割合が増えています。これはあまりに酷い。まさに、男女不平等参画室ですね。
 今現在の、男女共同参画室の人員構成は次の通り。

室長 束村博子 (大学院生命農学研究科准教授・兼任)
室員 安藤妙子 (大学院工学研究科助教・兼任)
室員 大河内美奈 (大学院工学研究科准教授・兼任)
室員 加藤ジェーン (大学院情報科学研究科准教授・兼任)
室員 川瀬晃道 (エコトピア科学研究所教授・兼任)
室員 谷本千雅子 (大学院国際言語文化研究科准教授・兼任)
室員 吉田朋子 (大学院工学研究科准教授・兼任)
室員 佐々木成江 (男女共同参画室特任准教授)
室員 荒井礼子 (男女共同参画室特任助教)
室員 伊藤由起 (男女共同参画室特任助教)   
室員 周囲 (男女共同参画室研究員)

4)回答の末尾には、「本件についての本学としての回答は以上のとおりであるため、今後これ以上のご質問にはお答えしかねます」とあるのだが、全く回答になっていないのにこれはない。学問と教育の自由と言うのなら、批判に対してきちんと正面から回答すべきである。「これでいいのですか?恥ずかしくないのですか?」と言いたい。
また、名古屋大学男女共同参画設置要綱の第2条には、「男女共同参画室は,次に掲げる業務を行う。(2)ジェンダー差別・格差の是正,監視のための苦情処理制度に関すること。」とあるのだが、 男女共同参画室への苦情に対してはひどく後ろ向きのようだ。


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