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健全な男女共同参画を考える!

健全な男女共同参画を考える!

男らしさ・女らしさは大切な文化だ!!

男らしさ・女らしさは大切な文化だ!!

林道義氏の「家族を蔑む人々」(フェミニズムへの理論的批判)の第一章は、“ジェンダー論の間違い徹底批判”だ。その中に“ジェンダーは人類の知恵”という論考がある。ここでは、ジェンダーを、文化的に培われてきた性差として、肯定的に捕らえる観点から“ジェンダーは人類の知恵”として書いている。
男らしさ・女らしさがなぜ必要なのか、とてもわかり易い。(P48~P49)


ジェンダーは人類の知恵
 要するに、ジェンダーすなわち文化的に培われてきた性差は人類の人切な文化的財産であり、人間にとって必要な知恵の結晶である。
 男女の区別を教え、男は男としての、女は女としての、感じ方や行動を取れるようにしてやることは、人類が生きていくために絶対に必要なことである。男子を男らしく、女子を女らしく育てないと、カップルを作ることもできなかったり、性行動を取ることもできなくなる恐れがある。とくに男子の場合には、心理的に去勢されてしまい、男性の本能行動にとって必要な積極性を失ってしまう者が出てくる可能性がある,
 したがって、ジェンダーからフリーになろうとするのは大きな間違いであり、ジェンダーは人間にとって必要な文化なのである。ジェンダーという男女の区別を示す文化は、身体的本能的な区別をもとに文化的な具体化と洗練化の結果でき上がったものであり、生得的な部分と後天的な発達とが結合したものである。たとえば、「男らしさ・女らしさ」は生得的なものであるが、どういう具体的性質を「男らしい・女らしい」と考えて発達させるかは、それぞれの文化によって異なる。しかし文化的必要物であることに変わりない。これを文化的に作られたものだという理由で否定するのは、かつての中国の「文化大革命」(という名の文化破壊)と同じ過ちを犯すことになろう。 整理すれば、フェミニズムは二つの点て根本的な間違いを犯している。第一は「性差は文化によってのみでき上がる」と考えている点。第二は「文化的性差はなくすべきだ」と考えている点である。


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