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健全な男女共同参画を考える!

健全な男女共同参画を考える!

アニメのジェンダー(若桑みどり)

昨日に引き続いて、若桑みどり氏の、アニメのジェンダーから取り上げる。
2、ディズニーのお姫様ストーリー:女性の無力化と主婦化、性的客体化の教訓(P88~90)に次の記述がある。

(前略)
ディズニー・アニメの『シンデレラ』には、もっと別も面があり、そちらのほうが主なメッセージである。その第一は「家事をこなす働き者の女性」という理想像である。
 まず、アニメの冒頭の数十分にわたって、画像はシンデレラの朝の労働を描写する。夥しい数の家畜に餌をやり、ねずみの衣服を整え、義母と義姉のための朝食を運ぶ。朝食が済むと今度は洗濯と掃除で、シンデレラが石鹸をバケツに溶いて床を磨くと、無数のシャボン玉に床磨きをする甲斐甲斐しいシンデレラの姿が映る。その無数のシャボン玉のなかで彼女は楽しそうに歌いながら床磨きを続けるのだ。まさに家事労働の賛美である。掃除する少女は、その仕事がいかにも好きそうである。
 これとまったく同様のことが、もっと派手に『白雪姫』に起こっている。白雪姫は小人の家に入り込むとすぐさまその家の乱雑さが耐えられなくなる。「きっと母親のいない孤児なのね」と彼女は言う。母親(主婦)がいたら、洗っていない食器の山や、蜘蛛の巣の張った壁はないということである。そこで彼女はいきなり掃除、食器洗い、洗濯をはじめ、「掃除は楽しい」と歌って数十分も掃除選択をやってのける。
(中略)
身分的にはシンデレラも白雪姫も王女のはずだが、彼女らは二人とも立派な主婦であり、それであるからこそ幸福になる資格があるのだとディズニーは主張している。
(以上)

なんとも気味の悪い理解である。フェミニスト、ジェンダー(ジェンダーフリー)論者の人たちには、美しさ感じる心がないのだろうと思う。夢とか希望という言葉はないのかと感じてしまう。読者の皆様、シンデレラや、白雪姫の物語をこのように、彼女(彼)らは解釈するのだということをよく覚えておいてください。

フェミニスト、ジェンダー(ジェンダーフリー)論者の人たちが、主婦、専業主婦を目の敵にすることが、如実にわかる記述だと思う。(こんちゃん)


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