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健全な男女共同参画を考える!

健全な男女共同参画を考える!

焚書坑儒、言論弾圧

 ジェンダーフリー派の人たち(今回の書籍撤去反対派)は、焚書坑儒、言論弾圧、学問の自由を侵害するなどと叫んでいます。しかし、そのどれにも当てはまらないことは、明白です。
 焚書坑儒とは、中国の秦の時代に始皇帝が書物を焼き儒者を地中に埋めて殺したことをいいます。一冊でも書物を焼いたり破棄したりしたでしょうか?学者に国家が圧力を掛けたというのでしょうか?
 言論弾圧、これもナンセンスなことです。著者たちは、大学の教授が多いと思いますが、大学で自由に研究し、授業を行い、本を著すことが出来ます。どんなに、酷い非常識な本でもOKなのが今の日本です。
 言論は全く自由なのです。自由には本来責任が伴うべきだと思いますが、全く無責任といっても良いほどの状況さえ見られます。

 今回の問題は、あまりにもおかしな(非常識な)本が、福井県の男女共同参画センターに置かれているという事です。公費で購入されるのですから、国の方針、県の方針にあったものであるべきです。国の方針ということになれば、昨年12月に改定された基本計画が一つの基準というべきだと思います。
 ご存知のように、ジェンダーフリーという考えは、非常に問題が多いということで、昨年、自民党、政府、国会で大きな問題になりました。伝統文化を破壊する、家族を否定する、過激な性教育を行うなど様々な事例が挙げられています。
 そうした経緯から、昨年12月の基本計画の改訂となりました。「社会的性別」の視点というところで、
 『「ジェンダー・フリー」という用語を使用して、性差を否定したり、男らしさ、女らしさや男女の区別をなくして人間の中性化を目指すこと、また、家族やひな祭りなどの伝統文化を否定することは、国民が求める男女共同参画社会とは異なる。例えば、児童生徒の発達段階を踏まえない行き過ぎた性教育、男女同室着替え、男女同室宿泊、男女混合騎馬戦などの事例は極めて非常識である。』
 と、明瞭に記述されている。
また、
 『社会制度・慣行の見直しを行う際には、社会的な合意を得ながら進める必要がある』
 とも記されている。

 今回の件は、あまりにも酷い本が、福井県の施設に置かれているので、ふさわしいものとそうでないものをきちんと判断してほしいというものだったのである。
 焚書坑儒、言論弾圧という主張はレッテル張りそのものであり、きちんとした議論をさせないという意味で、むしろそう主張する人たち(ジェンダーフリー派)こそが、言論弾圧を行っていると張本人いうべきであろう。


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