もしも自分の人生が、24時間生放送の番組だったら?
今回は、定期的に見返したくなる不朽の名作『トゥルーマン・ショー』(1998年)をご紹介します。
ジム・キャリーといえば『マスク』などのコメディ映画で有名ですが、今作では「笑えて、切なくて、最後にはめちゃくちゃ勇気をもらえる」最高の演技を魅せてくれています。
ざっくりどんな映画?
主人公のトゥルーマン(ジム・キャリー)は、離島の町で暮らす普通の保険会社員。美人の妻がいて、気のいい親友がいて、絵に描いたような幸せな毎日を送っています。
でも実は……彼の人生は、生まれた瞬間からすべて巨大なスタジオの中。 周囲の人間は全員が「俳優」で、空の天気も、太陽の光も、すべてが演出。 彼以外の全世界の人々が、24時間ノンストップのリアルタイム実録番組として彼の人生をテレビで見守っていたんです。本人はそのことを一切知りません。
ある日、空から突然「撮影用ライト」が落ちてきたことをきっかけに、彼は自分の世界に違和感を抱き始めます……。
ここが見どころ!
① コメディと狂気の絶妙なバランス
一見すると、爽やかなアメリカの田舎町。でも、違和感に気づいたトゥルーマンがいつもと違う行動をとると、エキストラたちが必死でそれを阻止しようとします。 妻がいきなり不自然な笑顔で「新発売のココア」の宣伝(商品紹介のプロダクトプレイスメント)を始めたり、周囲の車が同じルートをぐるぐる回っていたり。 この「ちょっと笑えるけど、よく考えるとホラーすぎる状況」を、ジム・キャリーが表情豊かに演じていて、一瞬も目が離せません。
② 「偽物の安定」か「過酷な本物」か
物語の終盤、トゥルーマンはある決断を迫られます。 番組のプロデューサーは「外の世界(現実)は残酷で嘘に満ちている。この作られた世界にいた方が安全で幸せだ」と彼を説得しようとします。確かに、そのスタジオの中にいれば、衣食住は保証され、命の危険もありません。
それでも彼が選んだ答えに、思わず涙が溢れそうになります。
こんな人におすすめ
「自分の人生、これでいいのかな?」とモヤモヤしている人
新しい環境に飛び込むのがちょっと怖い人
ただのコメディじゃない、深いメッセージ性のある映画が観たい人
SNSで誰もが自分の人生を「配信」できる2020年代の今だからこそ、この映画が持つメッセージはより深く刺さります。私たちは、自分で自分の人生の主役を生きられているでしょうか?
ラストのトゥルーマンの「最高のセリフと最高の笑顔」を、ぜひその目で確かめてみてください!
「会えない時のために、こんにちは、こんばんは、おやすみなさい!」
一歩を踏み出す勇気がほしい夜に、ぜひおすすめしたい1本です。

【中古】 トゥルーマン・ショー/ジム・キャリー