香港映画の金字塔『インファナル・アフェア』。公開から時間が経っても色褪せない、あの緊迫感と切なさは何なんでしょうね。
今回は、この作品を観ると「どうしても香港に行きたくなる理由」と、とにかく色気が爆発している「トニー・レオンのカッコよさ」をご紹介します。
哀愁と色気の塊。トニー・レオンを観るためだけの101分
この映画のトニー・レオン(ヤン役)は、ハッキリ言って全映画ファンが惚れるレベルでカッコいいです。
マフィアに潜入させられた警察官という、いつバレて消されるか分からない極限状態の役。常に緊張の糸が張り詰めているのに、どこか投げやりで、でも瞳の奥には強い正義感が残っている。あの「目で語る演技」をさせたら、彼の右に出る者はいません。
無精髭にちょっとヨレたレザージャケット、そしてギプスの中に隠した携帯電話……。 すべてが彼の「哀愁」を引き立てるスパイスになっています。アンディ・ラウ演じるラウ(警察に潜入したマフィア)の洗練されたスーツ姿との対比も完璧で、ヤンの報われない泥臭さが、逆にたまらなくセクシーに映るんですよね。
映画の空気を肌で感じる。香港に行きたくなる3つの聖地
『インファナル・アフェア』を観ると、香港のあの独特な「湿度の高い空気感」や「都会の孤独」を現地で味わいたくなります。もし香港に行くなら、絶対に外せない聖地がこちら。
1. オーディオショップ(中環・鴨寮街)
ヤンとラウが、お互いの正体を知らずに並んで高音質なスピーカーに耳を傾けるシーン。あの静かで、でも運命が交錯する美しい時間が流れた空間です。劇中で流れる「被遺忘的時光(忘れられた時間)」が頭から離れなくなります。
2. 沙田(シャティン)競馬場近くの連絡通路
ヤンと、彼の正体を知る唯一のボス・ウォン警部が秘密裏に接触する場所。あのコンクリートの無機質な空間は、二人の張り詰めた関係性をそのまま表しているようで、現地に立つと一気に映画の世界に引き込まれます。
3. 北角(ノースポイント)のビル屋上
そして何と言っても、あの伝説的なクライマックスが繰り広げられる「屋上」です。
青く澄んでいるのに、どこか冷たい香港のビル群とビクトリア・ハーバーの景色。 「すまない、俺は警察だ」 「誰が知っている?」 あの名セリフが響いた屋上の空気感を味わうために、香港の街を見下ろせる場所へ足を運びたくなります。
『インファナル・アフェア』の基本情報
公開: 2002年(香港)
キャスト: トニー・レオン、アンディ・ラウ
ここが凄い: ハリウッドで『ディパーテッド』としてリメイクされアカデミー賞を受賞。日本でも『ダブルフェイス』としてドラマ化されるなど、世界のサスペンス映画の教科書となった作品です
混沌としたエネルギーと、冷徹な都会の美しさが同居する香港。 次に映画を観返すときは、ぜひ香港への航空券をチェックしながら楽しんでみてくださいね。

インファナル・アフェア [ アンディ・ラウ[劉徳華] ]