「最近なんだか日常にすり減っているな…」「どこか遠くへ飛び出して、新しい自分に出会いたい!」 そんな風に感じたとき、無性に観たくなる名作があります。
それが、アン・ハサウェイ主演の映画『プラダを着た悪魔』(原題: The Devil Wears Prada)。
「えっ、それってお仕事系ファッション映画じゃないの?」と思うかもしれません。でも実はこの映画、観終わったあとに猛烈に「旅に出たくなる」ハートフルな魅力がぎゅっと詰まっているんです。今回は、見どころをお届けします!
煌めくニューヨークから、憧れの街・パリへ
物語の舞台は、世界中のファッショニスタが憧れる街、ニューヨーク。 ジャーナリストを目指す地味な主人公・アンディ(アン・ハサウェイ)が、一流ファッション誌『RUNWAY』の鬼編集長ミランダ(メリル・ストリープ)の無茶振りに耐えながら、必死にしがみついていく姿が描かれます。
垢抜けない女の子だったアンディが、ハイブランドの衣装を身にまとってNYの街を颯爽と歩く変身シーンは、何度観てもワクワクしますよね。
そして物語の終盤、映画は最高のハイライトを迎えます。 ファッションの祭典「パリ・コレクション(パリコレ)」のために、アンディがフランス・パリへ旅立つんです。
エッフェル塔の夜景、歴史ある美しい街並み、コンコルド広場……。スクリーンに映し出されるパリの景色は、観ているだけで「いつか絶対ここに行く!」とパスポートを握りしめたくなるほど魅力的。NYのエネルギーあふれる空気感と、パリの気品ある美しさ、2つの都市を一度に旅したような贅沢な気分を味わえます。
華やかな世界の裏にある、心がじんわり温まる「ハートフル」な素顔
この映画が公開から長い年月を経ても「いい映画」として愛され続ける理由は、単に華やかなだけじゃない人間味のある温かさがあるからです。
最初はぶつかり合ってばかりのアンディと、冷徹に見えた鬼上司のミランダ。 しかし、激務の中でアンディが「ボスが本当に求めていること」を先回りして考え、努力を重ねるうちに、2人の間には言葉に大げさな表現をしない、独特な信頼関係が芽生えていきます。
ここに注目! 劇中で、ミランダがふとアンディに見せる「完璧な人間の裏にある、一瞬の弱さと孤独」。そして、それをそっと受け止めるアンディ。この2人の無言の通じ合いのシーンは、何度観ても胸がじわーっと温かくなります。
新しい一歩を踏み出す旅へ。アン・ハサウェイが教えてくれること
物語のラスト、アンディはある大きな決断をします。 それは、誰もが羨む華やかなキャリアを手放し、「自分が本当に大切にしたい生き方」へ戻ること。
パリという異郷の地を訪れたからこそ、彼女は客観的に自分を見つめ直し、本当に進むべき道を見つけられたのかもしれません。旅には、日常のノイズを消し去って、自分の本心と向き合わせてくれる力がありますよね。
ラストシーンで見せる、アン・ハサウェイのみずみずしく、吹っ切れたような笑顔は本当に最高です。観終わったあとは、不思議と自分の足元も軽くなったような、爽快な気分に包まれます。
まとめ:今週末のおうちシネマにいかがですか?
美しい衣装と、NY・パリの街並み。そして、明日からまたちょっと頑張ろうと思えるハートフルなストーリー。
『プラダを着た悪魔』は、あなたの「どこかへ行きたい!」という旅心を心地よく刺激してくれる、最高のデトックス映画です。今週末は温かい紅茶でも淹れて、映画の中のNYとパリへ、心の旅に出かけてみませんか?

プラダを着た悪魔<特別編> [ メリル・ストリープ ]