2013/06/26(水)20:25
多崎つくる
村上春樹の「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」
を読んだ。
今まで、村上春樹は、読んだことがないけれど、
これは、ちょっと読んでみたかった。
入院している時に読もうと思ったけれど読めなくて、
帰ってきてから読んだ。
読み始めたら、次々どうなんだろと引き込まれた。
高校時代の男三人女二人の仲良しグループから、
大学に上がった時、突然、訳も分からずに拒絶されてしまった。
つくる以外は、みんな苗字に色を持っていた。
大人になって、沙羅に出会って、過去を振り返っていく。
自分が蓋をしたものというか、蓋されてしまったものを
蓋をせずにはおれなかったものを、開けていくというか。
引っかかりって、解消するのがやっぱりいいなと思った。
そうすることで、もっと素直になれるのではないか。
というのが、この本の感想かな。
なんか、いつもいろんなことは、
そういうところに行き着くけれど。(笑)
本っておもしろいな。
自分とは、全然違う人っているんやなって知ったりして。
もちろん、本の中だけじゃなくて、
人の生き方、生き様、ほんといろんな人がいるなと思う。
似たり寄ったりな部分もあったりするとも思うけど、
創造もできないような人たちがいたりもするのかな。
心の部分と経験の部分。
私は私の経験しかできないけれど、
違う人の経験に興味が沸いたりもする。
なんか、本からずれました。(笑)