2006/02/06(月)10:45
感情のコントロール
走ることが習慣になったのは高校生になってから。
と言っても部活で走る訳でもレース目的で走る訳でもなく
「ウサ晴らし」のために走っていた。
世の中思い通りにならないことは数多し。
しかし、当時10代の私にはそれが納得いかない。
今でこそ笑い話にもなるが、私を抜きで話が進んでいく
両親の離婚や再婚は当時は笑えなかった。
そうなってくると、その他のことも面白くなくなってくる。
泣いたり怒ったりして解決できればいいのだけど
そのほとんどは解決ならず。
そこで走ってみた。
ちょっとでも気持ちが乱れたら、それをかき消したいがために
早朝でも夜中でも走ってみた。
自分の呼吸しか聞こえないように。
そのうちその呼吸も聞こえなってくる。
おぉ。気分爽快。さっきまでの泣きたいほどの怒りは
どこへ行ってしまったのでしょうか?
呼気の二酸化炭素と一緒に放出されたのか。これはいいぞ。
10代は「無茶苦茶」ができたので
嘔吐するまで走ったり、倒れてしばらく動けなくなるまで
何時間も走ったりもしてみた。
でも、体力を使い果たすのと同時に、自分の淀んだ気持ちも
奇麗サッパリ排出できるような気がして(今で言うデトックスか?)
ジャンキー的に走っていた。これが健康にいいかどうかは知らん。
しかも、走っていて、楽しかったのか?う~ん。
レースに出ようと思ったり、それが楽しく感じたりしたのは
もう少しあとのこと。
(つづく)