2009/03/11(水)21:49
こんな人間にはなりたくなかった
皆さんそうだと思うけど、「こんな人間にだけはなりたくない」と言う人物像が幾つかあるに違いない。もちろん僕にも幾つかそういう人物像がある。
その中のひとつに、「ペットに洋服を着せるような人間だけにはなりたくない!」と言うのがある。
よく居るでしょう。犬や猫に上着を着せたりしてる奴。そう言えばチンパンジーなんか服にズボンをはいて帽子被ったりしてるよな。まあお猿さんはある程度人間に似てるところがあるし、2本足で何とか歩こうとしてるから許せる。
でも、犬や猫や羊や山羊は四つ足である。四つ足に服着せてどうすんねん。おまけにスカート履かせたりズボン履かせたり。トイレの時に人間様がいちいち下ろしてやるんかい!
ああ、それなのにそれなのに・・。
診察中に2階に上がっていくとこんな奴が居た。
何じゃあ~~~これは!(松田優作風に・・)。
この赤い洋服は、トイプードルを飼っているうちのスタッフが、トミちゃんにと言ってトイプードルのロコ(男だぜ)に買ったけど似合わないからとくれたらしい。
配偶者も四つ足に洋服を着せるつもりは無かったけど、最近トミの抜け毛がひどいので、洋服を着せているとちっとは汚れが違うかもと思ったらしい。
毛が短いくせに、何でそんなに抜けるんじゃ?
まあ、その話はここでは言うまい。
しかし・・・こんな服を着せられてトミは喜んでいるのか?
四つ足の矜恃という物が無いのか?
聴くところによると、着せられてすぐにはかなり抵抗を示したそうだが、そのうちすっかり馴染んでしまったそうだ。
まあ、パグの本なんぞ読むと、パグは体温調節が下手くそな犬なので、冬には暖かいチョッキ何ぞを着せたら良いとか書いてあるけどね。
ああ、しかしこれを容認していく自分が怖い~!
(バックに流れるのは、中山ラビさんの「人は少しずつ変わる」)
最近トイレの方はかなり進歩が出てきて、夜の間はケージの中でしてなくて、朝開けてやると外のトイレシーツの上でオシッコをする。うんちも8割方はトイレの上でするけど(こちらが誘導してやるのを入れて)、時々リビングの隅っこにウンチが落ちていたりする。
もう我が家のリビングは憩いの場ではなくて、油断をすればウンチを踏みかねない修羅場なのだ。
ケージの中のトイレシーツはトミのベッドに堕落してしまってるのだ。