2009/11/04(水)18:11
人に歴史有り、物に言われあり
今日から我が家は自宅のリフォームをしている。
具体的には、子ども部屋が2つしかなかったので、リビングの隣にある和室を潰してカズの部屋に改装しているのだ。
築後12年経ったので畳もボロボロだし、障子も子ども達が穴をあけまくっているし丁度よい機会だ。
畳をはずしてフローリングを敷いて、爺さんがくれた掛け軸がかかっていた床の間も潰して、押し入れはクローゼットにする予定。
何よりもリフォームが素敵なのは、この機会に余分な余ったものを捨てることが出来ること。
診察室の方で余っていた大型の椅子とか、古いこたつの机とかもこの機会に廃棄して貰う。
ところで、この工事を請け負ってる業者さんの見積もりを書斎の机の上に置いておいたら、配偶者がそれを握って鼻息も荒くやってきた。
「ちょっとおおおお、この養生費5000円ってのは何よおおおお?」
「何って、養生費だから、工事で壁や家具が汚れないようにシートをかけたりするあの費用だろう」
「へ??そうなん」
「そうだよ、他に何かある??」
「いや、あたしてっきり養生費ってあるから、職人さん達がくつろぐ為のお茶やお菓子のお金だと思った・・」
「んなアホな。ほらあのブルーのシートを養生シートって言うじゃないか。」
「そうなんだ。私はずっと洋上シートと思っていた。」
「アホか、何で海の上になるのよ。」
「だって、色が青いし・・・・」
ここまで来ると本当に無知である。
彼女はてっきり、見積もりにお茶代が入ってると思って鼻息が荒くなっていたらしい。
しかし、そもそも何であのブルーのシートを養生シートって言うのだろう?
やっぱりこの機会に勉強しておかなあかんね。
と、そういう事でウィキペディアを検索してみました。
養生(ようじょう)
中国の思想で生を養う、すなわち人間の身体を整える事。転じて、健康を保つことや、傷病を治癒するために保養すること。
建築・土木でいう養生(curing, cure) - 土木工事で打ち終わったコンクリートやモルタルを保護し、充分に硬化させるための作業。以下で「コンクリート施工における養生」として説明する。
塗装工事などにおいて仕上げ部分以外に余分な塗料が付着しないように、シートを敷いたり、テープを貼って防ぐこと。マスキング(masking)とほぼ同じ意味で用いられるが、厳密には区別されることもある。以下で「塗装における養生」として説明する。または、そのときに使われる養生資材(マスカー)、または養生テープ(マスキングテープ)のこと。
部材の保管・輸送のときに、雨や風などの外部作用から保護し、傷や汚れが付かないように、ブルーシートなどで覆うこと。
塗装における養生 [編集]
絵画制作や塗装における養生(マスキング)は、塗装面以外の面に塗料がかからないようにシートやマスキングテープなどで覆うことをいう。マスキングテープには各種の幅のものが販売されておりシート付きのものもある。塗装面や工作物を傷めてしまうため粘着力の強い粘着テープ(ガムテープやセロハンテープ)を養生に用いることは禁物である。塗装面以外の面を保護するためにも養生は塗装前に確実に施しておく必要があり、施した養生は原則として塗装の直後に取り外す必要がある(塗料が乾いた後だと養生を取り外した際に一緒にはがれ落ちてしまうことがある)。
コンクリート施工における養生 [編集]
コンクリート施工における養生は、コンクリートを施工するに当たり必要となる温度・防水などの管理のこと、またそれを行うことをいう。
コンクリートの施工の際は、充分に硬化するまで常に一定以上の温度、規定の水分含有量で保つ必要がある。たとえば冬季の施工においては、水分が凍結するような状態でそのまま施工すると、品質が均一にならず必要な強度が得られない。また、大雨などで一定量以上の水分が加わると、主に表面が水分過多となってぼろぼろになってしまう。これを防ぐために、周囲をブルーシートなどで囲い、練炭やジェットヒーターなどを用いて付近の温度を一定以上に保つことをさして養生という。なお、冬季施工の場合は速乾性のコンクリートを使用する、プレキャスト工法を利用するという選択も考慮すべきである。
なるほどね。
保護するとか、守ると言う事から派生した建築用語と言う訳です。
建築業界のみなさん、誤解してごめんなさい。