2010/01/19(火)01:29
追悼 浅川マキ
新型フルのワクチン接種で混み合った外来も落ち着いて、ぼ~っとネットのニュースを見ていたら衝撃的なニュースを見てしまった。
歌手の浅川マキさん死亡
公演先のホテルで倒れているのを発見されたが既に死亡されていたとのこと。
享年67歳である。
勇造さんや、そのほかのフォーク世代が還暦を迎えて益々元気だけど、それより少し上の世代。
ブルース、フォーク、ロックなど色んな要素を含みながら独特の世界を構築していた。
70年代から80年代にかけて、日本のジャズメンをバックに録音した何枚かのアルバム、「マイ・マン」や「灯ともし頃」が個人的には彼女の白眉だったと思っている。渋谷毅、本多俊之 後藤次利、川端民夫、坂本龍一、近藤等則、つのだひろ、向井滋春など日本の一流ジャズメンが参加。
「それはスポットライトではない」はボビー・ブラントのブルーズに自分で歌詞をつけたもので、ロッドスチュアートやマンハッタントランスファーも歌っている。バックのつのだひろのコーラスが素晴らしい。「グッバイ」はジャズピアニストの板橋文夫のインストメンタルの曲に彼女が歌詞をつけたもの。旋律が美しく、間奏のサックスソロに泣ける。「夜」はオリジナルでラストの向井滋春のトロンボーンソロが凄い。この3曲が僕の好きな彼女のベスト3だ。
目が見えないほどの近視らしかったし、ステージではいつも煙草吸ってるし、健康状態も良くないと聞いていたけれど、いつかは一度ステージを見てみたいと思っていた。今はそれもかなわなくなった。
マキさんのLPとCDは殆ど持っている。これからもずっと僕の宝物です。
安らかに眠ってください。
YOU TUBE探したけど、上の3曲の中で1曲あった。
これは僕も持っていたLD「幻の男達」の中の映像だ。
レーザーディスクを見れなくなったので、このLDは空気人(えあじん)さんに安くお譲りしたが、きっと彼が大事にしてくれるに違いない。
浅川マキ それはスポットライトではない
いや探してみたらもっとあった。画像は無いけど、名曲の「夜」だ。
浅川マキ 夜
そして山下洋輔がピアノを弾く「都会に雨が降る頃」
都会に雨が降る頃