見たまま、感じたまま、思ったまま

2010/11/22(月)00:49

バルド(紅龍)

この歌が好きだ!(106)

久しぶりに音楽の紹介でもしよう。 上々颱風の首領である紅龍のソロアルバムが出た。 バルド(紅龍) オドロオドロしいジャケットにだまされてはいけない。 上々颱風と言えば、沖縄風サウンドに他のテイストをミックスしたチャンプルーサウンドがその特徴であるが、このアルバムはその殆どの楽曲を手がけている紅龍の根っこの部分を取り出してきたアルバムと言えるだろう。 沖縄テイストと言うよりは、ヨーロッパの香りがする。 上々颱風で彼が持っている三線バンジョーではなく、ピアノがフューチャーされた曲が多く、ロッカバラード的な曲が多い。 シンプルな歌詞にシンプルで美しいメロディ。 そして木訥だが力強い歌声。 勇造さんみたいにギターのテクニックがあるわけではない。 井上陽水みたいに歌が上手い訳ではない。 しかし味わいのある声が美しいメロディに絡まって、シンプルな演奏故にまっすぐにこちらの心に届く。 何も足さない、何も引かないって感じね。 僕が一番気に入ってる、ラストの「星が墜ちてくる」のように、叙情的で美しい曲が多いけど、それだけにだまされてはいけない。大虐殺のバラードのような、ちょっとオカシイけどよく聞けばギクっとするような強力なメッセージの歌詞の歌もある。 ジャケットのどくろの顔は、和やかな仮面の下にはこんな顔も隠れてるんだぞと言う警告かも知れない。 今のところ、今年一番のお気に入り。 ピアノで「星が墜ちてくる」を練習してるのよ。  

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