拳骨和尚の辻説法 その595 【 石が一番 ! 嫌うもの 】
【 移転先 : http://www.doblog.com/weblog/myblog/84830 】 みなさん ! ごきげんいかがですか。 今日も元気に辻説法を始めます。 みなさんもうお気づきの事と思います。 加藤さんの岩盤浴は岩盤浴ではありません。 【 陶板浴 】 です。 それも 【 乾式 】 です。 拳骨和尚 ! 一体何が違うのですか ? 教えて下さい。 はい ! 解かりました。 拳骨和尚がまだ商社マン時代 ! 中華人民共和国から花崗岩の輸入で 全日本の輸入量の半分を 拳骨和尚が一人でしていた時の話です。 みなさん ! 石は硬くてもう死んでいる ! と思うのは間違いなのです。 石は間違い無しに生きています。 石が一番嫌うもの ! それは 【 塩 】 と 【 油 】 なのです。 今と違って中国はコンテナ船がありませんでした。 原石はバランスをとるため船底に積みます。 ハッチを閉めますが必ずと言ってよいほど 【 海水 】 を 被ります。 船も新しいうちは油漏れはしませんが中国の船は第二次世界大戦中の 船ばかりのようでした。 石材業界では海水濡れを 【 塩かぶり 】 油が付着を 【 オイルステンド 】 と言って 二束三文より悪い 【 五束六文 】 どころか 捨てるに捨てられないお荷物になってしまうのです。 ですから神戸・大阪に入港した荷物を毎回必ず検品に行きました。 毎回必ずありました。 保険で保証してもらうためにサーベィヤー ( 海事検定 ) に 見てもらいます。 あまり頻繁にあるので海事検定の 【 O 】 さんと 仲良しになってしまったほどです。 このOさんには一方ならぬお世話になりました。 何故 ? 海水と油がかかった石はダメになるのか ? 加工し施工した後 【 浮 】 いてくるのです。 塩かぶりもオイルステンドも石鹸でよく洗えば その場は誤魔化せます。 しかし無駄です。 そんな事をすれば二度と商いが出来なくなるのです。 拳骨和尚 ! その石はどうするのですか ? それなりに使えるところを探すのです。 それが人間の知恵です。 岩盤浴の岩盤も同じです。 生きた人間が寝ます。 人間の 【 汗 】 の塩分と皮脂は凄いですよ。 ですから ! このことを御存知の加藤さんは 【 陶板 ・ セラミック 】 を 選択されました。 セラミック板は塩と油が沁み込みません。 石の場合は 【 鏡面仕上げ 】 の研磨をすれば大丈夫です。 しかし石を鏡面の仕上げるのは至難の業です。 費用がかかり過ぎます。 この陶板に練りこんだのは天照石の粉末との事でした。 強制的な発刊を促す 【 湿式 】 ではなしに 【 乾式 】 を 採用されたのも賢明です。 換気も大切です。 閉鎖空間では人の吐き出す息は 【 有毒ガス 】 になります。 換気をしっかり行えば湿度を保つのは不可能です。 ですから ! 病後や病気療養中の方が優先しますと言われています。 さすが ! 加藤さん。 拳骨和尚書写の大曼荼羅を所持されています。 頭と根性の良くない拳骨和尚書写の大曼荼羅でも お釈迦さまの法華経と日蓮大聖人の南無妙法蓮華経の 大曼荼羅御本尊が凄いのです。 人を賢明にします。 七十を越えてからの再出発 ! すごい ! 思うのです。 拳骨和尚