2つのiPod
僕の日々の生活を彩ってくれる大きなアイテムは、「iPod」である。3年前に入手して以来、iPodには本当にお世話になっている。2005年12月に、iPod nanoを購入した。まだ第一世代で、当時は2Gと4Gしかなく、容量の大きい4Gを選んだ。キャパは1000曲。とてつもない曲数で、当分は十分持つと思っていた。普通のiPodは確か60Gくらいはあったと思うが、それほど曲が増えるとは考えられなかったし、こちらはハードディスクなので振動に弱い。用途のひとつにランニング使用もあったため、メモリタイプのnanoを選んだのだ。以来、愛用してきた。数々のマラソン大会には必ずnanoを連れていった。もちろん出張や旅行にもnano。そして、仕事などで精神的に苦境に陥ったときは、帰路は強制的にnanoのスイッチを入れた。好きな音楽が癒してくれた。何とか持ちこたえられたのはnanoのおかげであると言っても過言ではない。ところで音楽はパソコン側(i-Tune)で管理する。はじめの頃は4Gで余裕だったが、段々と曲目が増えてきた。2年目には4Gを突破し、今年の夏の時点で9Gを超えた。こうなってくると、nanoに入れる曲を手動で選択しなければならなくなってくる。その結果、聞きたくなった曲が手元のnanoにない、というケースが頻繁に出てきたのである。そんなわけで、3か月迷いに迷って、ようやくiPod classicを購入した。容量は120G。30,000曲入る計算になる。そんなに必要なのか?たぶん必要だと思う。僕は色々なジャンルの音楽を好む。ジャズやポップス、クラシック、マンドリン音楽、流行歌まで幅広く聴くので、今のnanoの16Gでは到底足りないだろう。キャパがたっぷりになったので、交響曲などもじゃんじゃん入れて聴くことができる。新しいiPodに手持ちの曲を全部入れて聴いてみた。音がすばらしい。機械が進化しているのである。これは今のnanoの出番はなくなってくるだろう。すでにバッテリーも1日しか持たないようになっているし、ハードに体を動かす時くらいしか持参しないだろうな…電化製品はすぐ陳腐化するので愛着を持って使い続けるのが難しい。僕にとっては、かわいいnano。これまでお疲れ様でした。でも今後も時々は使うので引き続きよろしく。