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カテゴリ:ゲーム
MSがHD DVDを支持していたことはフォーマット戦争に少しでも興味を持っていた全ての人が知っています。
現に昨年9月時点では下記記事の通り「BDは関係ない」と相変わらずの傍若無人ぶりで周囲を辟易とさせるコメントを残しています。まぁ等の本人は現時点では違うポストに着いているようですが。 関連記事:「BDが何百万枚売れても関係ない」 東芝が撤退したHD DVDにMSがしがみつくはずもなく、現在は「BD支持も有りえるよぉ」と半年前と豹変したかのようなコメントを発しています。 勿論「Natural Born BD Player」であるPS3と比べると全ての面で劣った性能になる事は間違いありませんが、MSとしてはそれでも十分ですし「出す出す」で最後まで出さなかったとしても問題はないでしょうね。MSは「北米/欧州でPS3への牽制」をしたいだけでしょうから。 一方SCEAには別の思惑もあります。確かに現時点ではコストパフォーマンスの高いBDプレイヤーとしてPS3は高価値を維持していますが、Sony自体も2009年には200ドル前後のBDプレイヤーをリリースする準備が進められています。 要するに「いつまでもBDプレイヤー機能に頼る訳にはいかない」のです。 SCEA/SCEEに関しては昨日も書いたとおり心配無用な状況です。2008年中にはゲーム機としての市場を確立してBDプレイヤーはオマケ程度の扱いに追いやる事になるでしょうが、どう考えても日本が一番不安です。 日本の国内事情として、2011年に向けて大半の家庭にHDTVが設置されていく事は既定路線です。日本国内のPS3はHDTVの普及ベースがピークに向かう2009年移行が本格的な勝負だと考えられているのでしょうが、現時点でのアーリーアダプター・アーリーマジョリティを十分に取り込めているのでしょうか? 表現を「Sony全体で取り込もうとしているのか?」に変えてみましょう。残念ながらそうは感じません。Sony傘下の関連企業全体を挙げてBlu-rayを支持しようとしていたとは今でも思っていませんし、PS3に関しては更に冷淡です。幸いBlu-rayは「優れた規格が勝ち残る」事が出来ましたが、PS3も同様に上手く事が運ぶとは限りません。 最悪日本以外の地域で支持を得る結果になったとしても、現実的にはSCEJは黙ってSCEA/SCEEの素晴らしいソフト群をローカライズしておけば問題は少ないのかも知れません。でも、それだけではやっぱり寂しいものです。「龍が如く 見参!」をプレイして、やっぱり和ゲーは馴染むな、と再認識したばかりですから尚更ですね。 まぁMSのアドオンBDドライブは生暖かく見守るだけです。どのような製品が登場するのか、はたまた登場しないのか・・・。 関連記事 Xbox 360 Getting a Blu-Ray Drive? MS、Xbox 360用Blu-rayドライブ開発でソニーと協議中か--英紙報道 200ドルBlu-rayプレーヤーは2009年以降 ブログ内関連記事 HD DVD マイクロソフトのコメント もっとPS3を大切にしようよSonyさん
Last updated
March 9, 2008 06:06:33 PM
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