チャンピオンリーグを制覇したのは、モーリーニョが率いるインテルだった。
ボールポゼッション率は圧倒的にバンエルンが高かった。これは数値からだけではなく観戦している者にも感じ取れた。そのくらいのバンエルンのボール支配率は高かった。
そして、ロッペンの調子も良く何度かチャンスをつくりバンエルンが点を決めるのは時間の問題かのように思えた。
しかし、ミリードが少ないチャンスを生かして2得点をきめた。
この勝利はまさにモウリーニョマジックの勝利といえる。
インテルがやろうといているサッカーは観戦している者にも明らかであり、選手にも確実に浸透していた。もちろん、それを実行できるテクニックを有する選手がいることが前提ではある。
それが今回の勝因といえよう。
目指すサッカー
どの国にもその国のサッカーの特徴というのがある。その国のテーマが確立されていれば、新しく代表が入れ替わったとしても、その国の選手たちの潜在意識の中にはその国が目指すべきサッカーが共通しており、自然とチームの連携がとれている。
例えば、ブラジルは細かいパス回しから相手を翻弄し個人技から得点を決める。ブラジル人でなくともブラジルサッカーといえばこれだ!というイメージがある。それゆえ、当然ながら代表選手はこれぞブラジルであるというサッカーを目指せばチームは自然に組織化され強くなる。
では、日本代表のサッカーはどのようなサッカーをしようとしているのか。
日本サッカーの歴史は強豪国より遙に浅いため、日本サッカーのイメージというものは確立されていない。
それゆえ、日本サッカーを率いるためにはテーマが必要であり、それを選手に浸透させる必要がある。
2002WCを指揮したトルシエはフラットスリーという言葉で、日本代表がやろうとするサッカーをテーマ付けし、それに対応した選手配置行った。フラットスリーという言葉で日本の目指すサッカーを示したといえよう。
2006WCをしきたジーコは個性を生かし、自由なサッカーを目指した。
チームの結果は残念なものであったが、選手一人ひとりが個性を出すという意識を芽生えさせた。ジーコのサッカーは個性をだすというサッカーをテーマを掲げていた。
オシムが目指そうとしたサッカーは、ボールも人も動くサッカーをいうテーマを掲げチーム作りをした。
前監督はわかりやすいテーマを掲げていたため、それに基づいたチーム作りをし、選手はそれに対応した動きをすることの質を上げようすることに努力することができた。
選手が質を高めればおのずとチームの質も高まるものである。
それゆえ、テーマはかなり重要である。
では、岡田ジャパンはどうであろうか。
・・・・
何をしようとしているかわからない。
どんなサッカーを目指しているかわからない。
なぜ川口を・・
バナナはおやつに入るのか?
日本代表選手に聞いてみたい。
あなた方は、どんなサッカーを目指しているのか。
出典
http://neodoctrinairism.blog106.fc2.com/blog-entry-1.html