サイゴンから来た妻

私はベトナムに住んでいた頃には家ではあまり水を飲みませんでした。

水道水は飲めませんし、ミネラルウォーターはまずいからです。本当にどこからとった水なのという疑惑もちらほら(悪い風評を流布になる？)。

というわけで、私はベトナム産ダラットワインを水代わりに飲んでいました。
高原地帯のダラットで作られるワインはいたるところで売られるようになってきています。
値段は安いです。
200円から500円くらいの値段でフルボトルが替えます。

私はもっぱら下から二番目のランクの赤ワインを飲んでいました。
一番下のランクだと葡萄以外の果実が混ざっているからです。いちじくだったかなあ。これは忘れてしまっているので不確実です。

でもベトナム人にはそのようなワインが昔から飲まれていたとのことです。でもこのダラットワインは葡萄100パーセントという挑戦をしています。
そしてこの売れ行きを見る限り、ベトナム人にも受け入れられているのでしょう。

特徴は果実味と薄さ。アルコール11パーセントですので赤ワインとしてはかなり薄いです。
飲んでみるともっと薄いような気がしますが。

そして飲むときには氷を入れます。ビールでも何でもそうですが、アルコールにはとにかく氷を入れるという習慣がベトナムにはあります。
これはフィリピンやタイなど他の東南アジアの国々と同じですね。

昔は冷蔵庫が無いので冷たく飲むにはとにかく氷というスタイルです。

それがこのワインを飲むにはちょうど良いのです。そのまま飲んでもそんなにおいしいワインではありません。しかし氷を入れて薄めて冷やしたものを飲むと、水代わりとしては最高の飲み物となります。

このワインを休日は朝から飲んでいました。
酔っ払いませんし。

しかしそこはやっぱりお酒です。

帰国後の血液検査がひどいことになっていたのは秘密です。
飲みすぎには注意しましょう。水を飲むのが一番です。