サイゴンから来た妻

2010/04/18(日)17:21

国際結婚の苦労

国際結婚(51)

いわゆる発展途上国の異性と結婚しますと、好奇の目に晒されることになります。 どういう経緯で結婚に至ったのか。そして配偶者の家族の境遇などが尋ねられることになります。 私の場合は幸いなことに、会社が東南アジア進出をしていた背景があり、国際結婚をした事例が私の知っている範囲ですら、両手では数えられないほどありました。 そのため、私の場合もその中の一つということで普通に捉えられたようです。 もちろん、周りの人たちに伝えたときは驚かれたわけですが。 まあ、その中でも親しい方達には結婚前から妻を紹介していたため、驚かれることもありませんでした。 逆に、よく結婚を決意したと褒められたこともありました。 知りあって2年くらい(結婚5年前)の時に、今の妻のことを話したことがあるのですが、全然本気に受け取って貰えませんでした。 しかし、ベトナムで働いているときに日本に帰る機会があり、妻を連れて行きましたところ、本気だったんだなと納得して褒めて貰ったという次第です。 ところで、結婚するためには両親に認めさせる必要があります。 戦前生まれの両親ですので、既成事実とかで結婚を認めさせることはできません。 従いまして、私がベトナムで働きだしたときがチャンスだと思い、すぐに(10ヶ月後ですが)両親をベトナムに招待しました。 それでも妻のことをどうやって紹介するか悩んでしまし、一緒にベトナムへ来たおじに事前に妻のことを話し、さりげなく伝えてもらいました。 初対面は何とか成功。妻の家族とも対面し、結婚に向かっていくことになりました。 その後、妻を日本に連れて行き、祖母にも挨拶。 半年後に結婚することができました。 発展途上国人への偏見が残念ながら存在する(偏見が存在する理由もちゃんとあるわけですが)日本ですので、文句を言われないように結婚をしました。 それでも妻は色々と苦労していると思います。 感謝感謝です。

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