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2010.04.19
テーマ：ベトナム好き集まれ(2170)
カテゴリ：思ったこと
ベトナム在住中の元上司から、ベトナムの高速鉄道について、新幹線方式にベトナム政府の閣議で決まったという情報が来ました。
各種新聞をネット調べると、同様の記事が多数ありました。 計画ではハノイからホーチミンまでを予定。 2020年には部分開通、そして全面開通は2035年を目指すとのこと。 部分開通というと、ホーチミンからでは前から言われていた通り、ニャチャンまでというところでしょうか。 まあ、スケジュール的には妥当だと思うのですが、資金は日本のODA頼りのようです。 相当な金額(全面開通で5兆円以上)になりますので、2008年のベトナムのGDP(約900億ドル)と比較して半分以上になります。 日本のGDPでいうと、300兆円近い巨大プロジェクトになります。 日本と違い、今後も高度経済成長が続くと予想される国のプロジェクトですので、今の日本と単純な比較はできませんが、同じく高度成長中の日本の東海道新幹線計画と比較しても、相当なギャンブルプロジェクトではいう気がします。 ベトナムより相当経済的なタイにも存在しない高速鉄道ですし。 とは言え、ベトナムは北から南まで海岸線に都市が繋がる国土ですので、都市間を高速でかつ大人数を輸送することが得意な新幹線は、交通インフラ整備という目的にはうってつけと言えるのは確かですが。 ただ、建設途中でお金が尽きないこと(得意の賄賂での中抜きはやめて欲しい)、きちんと運用管理を行うための教育等が課題になってくるのでしょうか。 レベルはぐっと下がりますが、走っている列車への投石を防ぐ手段も考えて貰いたいです。 まあ、色々と注文を書きましたが、日本人であり、ベトナム人の夫でもある私としては、ベトナムで走る新幹線を見てみたいです。 10年後が楽しみです。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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こんばんは。
う～ん、新幹線方式に決定とか、水を差すようですが、本当でしょうか？むしろ他国が絶対的に有利な条件をオファーしているので日本はもたもたしていると、第１期原発がロシアに落ちたように、そっちに決めてしまうよ、相変わらず日本連合は分かっていないとベトナムの裏メッセージのように思えます。うちの嫁も新幹線なんて５０年早い！と。経費使って高い新幹線に乗って南にやってくる人はいるが、自腹切ってベトナム航空以上に高い切符を買ってまでして北に行く人はいない、だから採算が取れるはずはないと、これまた手厳しいです。Tａｋｅｓｈｉ さん、今日はごめんなさい、夢を壊すような反対意見を述べてみました。でも、いったいどうなるのでしょうか。興味津々ですね。 (2010.04.19 23:04:17)
たいさお？さん
こんばんは。 ＞う～ん、新幹線方式に決定とか、水を差すようですが、本当でしょうか？ ベトナム政府は何年も前から日本政府に水を向けていましたから、ベトナム政府のレベルでは間違い無いでしょう。 ただし、ちゃんとＯＤＡを用意することが絶対条件になるでしょう。 出さなければ、最近高速鉄道にやたらと力を入れている中国が、ODA付きで狙ってくるかと。 韓国もチャンスを狙っているはずですが、今の中国の経済力の前ではまあ無理でしょう。 中国への複雑な感情のあるベトナムですが、政府レベルでは八方美人政策ですので、心配な面があります。 まあ、ちゃんと援助しているうちは覆らないと思っています。 あとは日本のやる気次第ではないかと。 まあ、賄賂の額では決まってほしくないものです。 (2010.04.20 21:02:13)
こんばんは。
＞中国への複雑な感情のあるベトナムですが... それにしても最近の中国パワーはすごいですね。例えばベトナムの火力発電所建設に援助してますが、実は狙っているのは良質の石炭の中国輸入とか、ご存知のようにアフリカをはじめ資源確保に奔走しているようですね。 ２年ぶりに里帰りした嫁も町では多くの中国人を見かけたり本屋では中国語の参考書が増えていたりとその存在に驚いたとのこと。やはり複雑な感情はあるようですが「お金のためには仕方がないわ」と言っています。 ところで、うちは外資系企業なのですが、リージョンのヘッドオフィスがシンガポールから中国に代わるとか、そんな恐ろしい噂に社員は戦々恐々です。ベトナムを心配するどころではありません。とほほ (2010.04.20 22:45:55)
たいさお？さん
こんばんは。 ＞それにしても最近の中国パワーはすごいですね。 本当にそう思います。 ラオスは中国の経済植民地ですし、タイは中華系が政治面でも前から力を持っていますし、フィリピンは経済面で新興中華系財閥が昔からのスペイン系財閥を上回りつつありますし。 シンガポールは中華系が支配、マレーシアも中華系、香港・澳門は中国に返還されて久しく、さらにはインドネシアも華僑が経済を支配。 東南アジアは中国が圧倒ですね。 でも、日本ブランドに対するイメージの良さはまだ残っているようですので、日本頑張れです。 ＞例えばベトナムの火力発電所建設に援助してますが、実は狙っているのは良質の石炭の中国輸入とか、ご存知のようにアフリカをはじめ資源確保に奔走しているようですね。 中国の資源囲い込みは恐ろしいほどだと思います。 まあ、人口を考えると日本以上に積極的になるのは必然とも思いますが。 ただ、中国が資源を枯渇や需要増による高騰化に追い込みそうなのが怖いです。 ＞ところで、うちは外資系企業なのですが、リージョンのヘッドオフィスがシンガポールから中国に代わるとか、そんな恐ろしい噂に社員は戦々恐々です。ベトナムを心配するどころではありません。とほほ シンガポールも円安の時に日本を一人当たりGDPで上回る程経済発展したのですけど、やはり、例えば上海の方が周りの市場の大きさも含めて魅力的なのでしょうか。 (2010.04.21 18:11:16) |
