2019/08/10(土)16:17
精密検査(1)
妻は昨日大腸の精密検査をしてきました。
人間ドックで便に潜血が出たためです。
そして妻が行ってきたのは大腸内視鏡検査です。
そのため前日の食事は麺を軽く食するに留め、そして当日は早朝から妻の苦難が始まりました。
大腸の中身を綺麗にするため、検査まで食事は無し。
「夕方までご飯が食べられませんよ~。」
空腹になると低血糖状態で手が震える妻です。
かなり心配そうでした。
検査に行く前にはひたすら下剤を飲み続けます。
下剤は水に溶かすのですが、その量が2リットル。
コップ一杯ずつ15分かけて飲みます。
ある程度飲んだらその半分以上の水を飲まなくてはいけません。
結局下剤と併せて4リットル近くの水を飲み、大腸の中身を全部出した後、妻は病院に出かけて行きました。
妻はかなり緊張したため、良く眠れなかったそうです。
まあ最悪な結果だとガンということですから、その気持ちも理解できます。
何もないことを願いながら送り出しました。
さて、私は私で消化器内科で診察がありました。
血液検査が予定されていましたが、2週間前に別の病院(循環器内科)の血液検査で、主治医から褒められているほどの良い数値が出ていました。
そのため昨日は薬を貰いに行くだけなのに面倒くさいな、という気分で病院に行きました。
午後からの診察なのですが、血液検査を先に済ますため、12時頃に受付をしてそのまま採血。
その後は昼休みですので、私も昼食のため病院を出ました。
しかし駅の下にある食堂街に行ったものの、食べたいと思える店が無いのと、診察も昼一番ですぐに終わると思っていましたので、食べずに本屋で時間を潰したのち、病院へ戻りました。
まだまだ診察開始まで時間のある午後1時。
待合室に座っていた所、いきなり名前を呼ばれました。
主治医が呼んでいるとのこと。
この時間に呼ばれるということは、嫌な予感しかしません。
恐る恐る診察室に入るなり主治医から、
「最近体調に変化は無いですか?」
・・・いや、特に変わりませんが。
「食欲はありますか?」
・・・普段通りにあります。
「体はだるく無いですか?」
・・・全く大丈夫です。
「吐き気は有りませんか?」
・・・ありません。
「何か運動をしましたか?」
・・・ウォーキングくらいです。
「目を見せてください」
途中でわかりました。
肝臓で何かあったのですね。
そして見せられたのが血液検査の結果の数値です。
予想通り問題を示されたのが肝臓に関わるもの。
我が目を疑うような数値が並んでいました。
この病院における前回の血液検査とはかけ離れた高値です。
主治医からもいつこうなったのかが問題という言葉が出ましたので、2週間前の血液検査の結果を見せました。
「全く問題が無いねぇ~。」
と、少し絶句。
しかし数値の状況は急性肝炎とのこと。
とにかく精密検査が必要なので、どこか希望の病院があるかと聞かれました。
循環器内科で通っている病院を伝えたところ、残念ながら肝臓科が無いとのこと。
それではと自宅から割と近い労災病院の名を出しました。
ところがそこは土曜日に診察が無いから駄目、労災病院の系列は全部同曜日診察無しと、看護師さんからの回答。
それは分かりましたが、そんなに急を要するのかと不安になりましたが、結局公立病院への紹介状を出していただくこととなりました。
その先生は病院に電話を掛けたり、紹介状を書いたりで、私の為に相当な時間を費やすこととなりました。
大変ありがたいことです。
しかしその先生の診察を待っていた受診者の方々は、ご迷惑をかけてしまい申し訳ないとしか言いようがありません。
今後診察で妙に待つことがあっても、それは事情があるのだと自身のことを鑑みて、大らかな気持ちでいたいと思います。
さて、昨日の話はそこで終わりません。
翌日に精密検査をする病院に紹介状を書く前に、
「超音波をやりましょう。」
とのことになりました。
身体症状が出ていないので、今すぐ何かをしなければいけないという訳ではないが、肝臓の状態を視たいとのことでした。
あっという間に私の検査が割り込まれました。
となみに超音波エコー検査はお腹にゼリーを塗り、バーコードリーダーのような端末でお腹をグリグリし、中身の形を画像にするものです。
検査時間は20分くらいだったでしょうか。
その後の診察では、急性肝炎に関連する所見は無いとのこと。
この時点で即時入院は無くなりました。
私もホッとしました。
しかし、何が原因か分からないので、やはり翌日すぐに精密検査を受けるようにとのこと。
服薬も中止となりました。
痛風発作が怖いのですが。
ちなみにパソコン上で紹介状を書いている先生の姿を見ていたのですが、病名は急性肝炎。
そこはまだ変わりませんでした。
ここまでが、昨日私が帰宅するまでのこととなります。