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●夕刻の自動販売機の前で、 私はジーンズのポケットをまさぐっていた。 思いのほか小銭が股間の脇に沢山あることに気付いた私は、 もはや千円札を投入したあとではあったのだが、 次々と10円玉や50円玉を一枚ずつ、 まるで、仏前にご焼香をする喪服の貴婦人のように おごそかに投入していったのだ。 「これでお釣りがキッパリ500円玉になるなだなぁ、むふふ、ぐふふ」 こんな些細なことに自己満足・自己達成・自己実現・・ あるいは「その夢はいつやるんですか?」的を高揚感を覚えた私は・・・ その2時間後、 風呂ガマを洗いながら・・ その愛しいほどに焦がれ続けたあの500円玉を回収せずに 帰宅するというマヌケ男と自分があろうことか同一人物であることに はっと!気が付いたのであったのであったのであった。 (この項終わり・・合掌) ●きょうの夕めしのもんだい 右端の小粒でニヒルなお方はホタルイカさんです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年03月12日 21時52分27秒
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