たかが楽天~「あったのであった」闇雲的自走式ぶんラリ脳内日記(吉田良太郎)

2007/03/24(土)00:21

墓を参る、しかしギブアップではない。

●春分の日はとうに過ぎてしまったが、 本日は父親のデイケアと息子の終了式、サッカー休みが重なり、 午後の僅かな時間のスキを見て蒲田までお墓参りに行ってきた。 ●途中、川崎駅で下車してラーメンシンフォニーの「本丸亭」にて 本丸塩ラーメンを一気に摂取。 「こんなに美味しいラーメンは初めてだ」と長男。 「麺も旨いし、スープも旨い、チャーシューもすんげい旨い、全部旨い!」 と言いながら春菊だけは僕のドンブリに強制移籍投入していた。 (そしてその対価としてチャーシュー1枚を要求した) (21カ条の要求を彷彿させる理不尽な要求として国連に直訴したい気分だ) ●帰りの車中、長男はやおらリュックから文庫本を取り出して 熱心に読書り始めたので、 「何を読んでいるのか、ナニヲダ?」と国籍不明声でたずねると、 『ブレイブ・ストーリー』(宮部みゆき)であった。 ●「面白いか?ところでブレイブってどんな意味か知っているのか?」と 問うてみると・・・ 「勇敢、でしょ、そう?」と。 よく知っているなぁと思いつつ・・ 「では勇敢の反対語は何ですか?ワカリマスカ?」 とカタコトで質問をしてみた。 「う~ん、弱い、かなぁ?」 ●そこですかさず、 私は南武線のわびしい日溜まりの中でこう言った。 「甘いなぁ、少年!ゆうかんの反対は朝刊なのだよ」 ・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ ●新六年生の少年は左の頬だけで少しだけ笑い・・ 静かに「宮部みゆき」の世界に戻っていった。 そうして南武線はまるで何事もなかったようにレールの上を (レールの下だったらニュースになるので) ひた走るのであったのであった。

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