カテゴリ:エッセイ
床の間に活けた花。 庭にあるものばかりで、活けてみました。 ロウバイ、ネコヤナギを中心に、足元は、水仙、寒あやめ、クリスマスローズ で色どってあります。
六年前の二月、夫の亡くなった月です。 家庭での、点滴、栄養剤、加湿器、に囲まれたベッドの生活がありました。 ぜいぜいと喉にからまる痰の音で、目が覚めます。 鼻から管を通し、痰を吸い取ります。 吸い取ったあとは、息が楽になり、ほっと安心します。
この1、2月になると、あの音が聞こえてくるのです。 赤ちゃんのようになり、愛しくて仕方なかった主人でした。 そして、今の平和な生活は、お父さんがくれたものだね、と思うのです。
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