カテゴリ:庭
暑さの中でも、めげずに咲くエキナセア。 足元には、マツバボタン。 コボレで庭中に散らばり、スゴイ生命力です。 朝は、お日様がガンガン照り出さないと、 開花せず、午後三時には閉じてしまいます。 文庫本を断捨離しようとしているのですが、 すでに今までに、何回かやっていて、 また読みたい、と残した本なので、 結局はまったく断捨離できませんでした。 昔からあり、何回も手に取っているのは、 芥川龍之介「蜘蛛の糸」。 殆どの方が、一度は読まれたと思いますが、 「或る日の事でございます。 御釈迦様は極楽の蓮池のふちを、 独りでぶらぶら御歩きになっていらっしゃいました。」 という、書き出しの部分が大好きです。 蓮池の下にある地獄をふと覗き、 そこで蠢く大泥坊の犍陀多という男を見て、 御釈迦様は、ふと、思いだされました。 その男は、小さな蜘蛛を踏み殺そうとして、 急に可哀そうになり、逃がしてやったことがあります。 良いことをしたのだから、この男を救ってやろう、 と、極楽の蜘蛛の、美しい銀色の糸を、 そっと、はるか下の地獄へ御下しなさいました。 分かっているのに、また読みたくなるのは、 流れるような文章の美しさでしょうね。 言いたいことは、これからです(笑)。 朝、五時起きで、草取りをしています。 二時間で切り上げて家に入り、 仏檀のお水を替えて、手を合わせます。 その時! 庭から付いて来たのでしょう、 腕に這っている小さなアリを見つけ、 反射的に、パチンと叩き、捻りつぶしました。 手を合わせている最中に、 仏様の目の前で殺生を! 「蜘蛛の糸」を思い出して、可笑しくて可笑しくて、 これでは助けてもらえないな、と、 思いだしては笑ってしまいます。 花ブログランキンに参加しています。 応援のクリックをよろしくお願いします。 昨日のアクセス数 4747 昨日のランキング順 5 位 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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