テーマ:ロンドンでの生活(184)
カテゴリ:ロンドンのイベント
8月の日本は暑いし蚊が多くて湿気もものすごいけど花火が良いですね。海外生活を始めてみてわかる日本の良さの一つがこの花火の違いです。イギリスの花火はしょぼいしょぼい。しかも夏の盛りでなく11月に行われること多し。それは11月5日が「ガイフォークスの日」だから。
この人、ガイさんはファーストネームでガイと呼ばれたりするのですが、国会議事堂を爆破しようとして(昔のテロリストですね)いたのに事前の計画漏れで捕まり火あぶりの刑に処せられます。火あぶりなんて時代を物語っているけど、お陰?で名前も現代まで残ってます。 彼を記念し、毎年11月5日はガイフォークスデー。近所でたき火をし、その火でジャケットポテト(焼き芋のジャガイモ版。チーズをかけたりトッピングを工夫する料理です。日常ではランチになることが多い)を食べ、マシュマロを火であぶってお祝い?します。当然ガイの人形を作り、それをたき火で焼きます。かなり残酷。イギリスのブラックユーモアを物語ってます。 11月なのでイギリスの日照時間は短くなっていて、7時にはもう暗く雨がしとしとしている日も多い。公園や広場を中心とするまとまった花火も最近では当日よりもその前後の週末に行われることの多いイベントです。そんな時間に外にいると寒いので花火も情緒を感じさせない範囲内。もったいぶらせて少し遅れてから打ち上げ、間髪入れずにボカボカと10~15分くらい打ち上げれば良い方。経済的でもあります。 当然、日本の豪華な数万発花火の足下にも及びません。日本では1時間半もの時間を割いて、それでなくても豪華な花火をショーに仕立て上げます。素晴らしいわ。 ロンドンは日本よりも北に位置していて夏と冬の日照時間が極端に違う為、6月だと夜10時頃まで明るさが残っており、8月でも9時近くまで明るいのです。当然夏の花火をしようものならもっと遅い時間になりがち。うまく考えられているのね。 ロンドンに住む私としては日本の豪華な花火を観たいものの、夏真っ盛りの日本に行く勇気もない。暑いのも蚊も湿気もイヤ、残念ながら当分花火はお預けです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年08月02日 10時15分16秒
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