テーマ:ロンドンでの生活(184)
カテゴリ:思うこと
不動産所持率が高く給料が安く(弁護士や税理士等の専門職についている人とそうでいない人との給料格差はとても大きくて、例えば日本のOLの年収がこちらの専門職外の平均年収だったりする)リストラのあるこの国では共働き率が高い。そして男女の公平度が日本より高いこの国では必然的に共働き率も高くなる。
私もこちらでも働いていたことがある。結婚をしているので働くビザも兼ねておりこちらで就職する際はすでに就職関係のビザを持っている人か、結婚によりビザを得た人優先だ。働くビザを持っていない就職希望者にとってこのビザ問題は厳しい就職条件となる。中には運良く会社が就労ビザを取ることに協力してくれるケースもあるが、お互いに弁護士をつける必要があり、時間もかかりお金もかかり、会社に取って当人を絶対に必要としていることを証明する必要がある為、まれに発生するのみだ。 住むにもそう。やはり何らかのビザが必要になるので、一般の在英日本人は語学学校入学者が少なくない。こちらの大学ではEUの人以外には年間200万円程度の学費を課す為進学も難しく、何年いたとしても語学学校所属で滞在を終えることが少なくない。 ほかには駐在で来ているサラリーマンとその家族や、大学生や大学院進学者、研究者(企業からの派遣の人や、家族で滞在する人もいる。ちなみに、学生と婚姻関係にある者は就労できる)、駐在だったのにイギリスに魅せられ?半永住の形を選ぶ人達もいる。 私にとってロンドンに住むことはあたりまえのこととも思えるけれど、私も含め皆それぞれ何らかの理由を抱えて海外生活をしている。周りの風景が日常になってしまってもいろいろなことが起きるしそれなりに都度対処していかないといけない。皆、来た当初よりも確実に強くなっていると思うな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年09月25日 21時02分59秒
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