(8)Pearl Jam

(8) Pearl Jam


Eddie vedder



Pearl Jamはデビュー当時からリアルタイムで聞き続けてるバンドのひとつです。
このバンド見たさに、彼らがチョイ役で出た映画「The Singles」わざわざ見に行ったぐらいですから。
(この映画は何度も見てます。今でも好きですね。
ビデオもあるし、ポスターも持ってるし、もちろんサントラも持ってるし、
サラリーマン時代はこの映画のポストカードを
パーテションに貼っていました。情けない役柄のマット・ディロンが好きだった私・・・)
ついでにシアトルにまで遊びに行って「ここがPJの本拠地なのね!」と感動していたおばかも私です。
好きなバンドの本拠地に行くのって楽しいです。
Izzyの本拠地のインディアナは別として。

デビュー当時から結構いろんなことでメディアをにぎわせてくれたこのバンド。
一時はアメリカ大手のチケットマスターと大喧嘩してましたっけ。
このおかげで、彼らはメジャーな会場でツアーすることができなかったんじゃなかったかな?
アメリカの音楽業界では、アルバムの売り上げよりもツアーが一番大きな収入源になるのですが、
そういう意味でも大打撃を受けるとわかっていたはずなのに、
あえて喧嘩してしまったその意気込み、買います。

もっと最近の話だと、海賊版として出回っていたライヴアルバムも多かったのですが、
それを逆手にとって、コンサートごとのライヴアルバムをネットで販売。
ブートレッグにもならないですよね、これって。
(ちなみに、私は大阪版持ってます。
でもネットで販売するんだったら、コストが低くなったはずなのに
なんで通常の価格と同じになるのよ?値下げしてよね!)
いろんな意味で、メディア学の専門の目からしてもこのバンドは面白いです。
次はいったい業界に対して何をやらかすんだろうって。

でも、一番大切なのは音楽性。
90年代初めに出てきたシアトルを中心にしたグランジ、Alternativeのバンドが
解散してしまったり(Soundgardenとか)、
バンドメンバーが亡くなったり(NirvanaとかAlice In Chainsとか)してる中、
グランジブームの後でも生き残って、90年代のアメリカを代表するバンドに成長したPearl Jamはやっぱりすごいと思います。
このバンドは、ヴォーカルのエディとギターのストーンにベースのジェフがいる限りは大丈夫でしょう(この3人がSinglesの映画に出てました)。

エディ・ヴェダーはただ歌がうまいだけじゃなくって、
ものすごくエモ-ショナルです。
Stone Temple Pilots、およびVelvet RevolverのScottとちがって、
エディの場合は何を歌ってもすぐわかるエディ節(笑)。
それでいいんです。文句ないです。
初めてデビューアルバムの一曲目の「Once」を聞いたときから、
彼の歌は変わってません。それでいいです。

すべてのアルバムが名作だと思いますが、やっぱり一番粒がそろってると思うのはデビュー作の「Ten」と、5作目(だったっけな?)の「Yeild」。
間違ってもVan Halenのようなネアカアメリカンロックではありませんが、
このダークな部分もアメリカのロックの一面だと思います。
たまに反則で「Glorified G」というネアカな歌もありますけど・・・

そういえば、私昔ネットで知り合ったPearl Jamファンがいたのでした。
まだメールというものが一般にあまり普及してないころの話(年がばれる?)
オーストラリアのローリー君、顔は見たことないけどいつも音楽の話で盛り上がってました。
ばりばりのヘッドバンガーで、長髪(だったらしい)、いつもライヴとか行ってたのに、
何故か大学院でバイオロジーのPhDをやっていたという。
当時まだ大学生だった私は、周りにPJのよさをわかってくれる人が少なかったせいもあって、
かなり熱くPearl Jamについてメールで語った良い思い出があります。
ローリー君、立派なPhDになれたでしょうか??
(人のことは言えないな(笑))




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