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カテゴリ:日常生活で役立つ電子回路
LED点滅回路を要点だけに絞って解説してみます。 回路は下記に図で添付しました。各部品の電圧値は実測値です。 ※下記の各電圧、電流、抵抗値は部品及び使用環境によって個体差があります。 ※下記は私的な備忘録です。 ◇部品仕様 ・マイコンボート:Arduino MICRO ・LED:緑色、砲弾型、直径5mm、順方向電圧2.0V、制限電流20mA ※順方向電圧:LEDが光るために必要な電圧 ※制限電流:安全に使うための上限値(この値を超えないように設計する。 お勧めは制限電流の50%程で使用すると安全です。) ・カーボン抵抗器:330Ω、消費電力:1/4W(このワット数を超えると奇麗に燃える♪) 手順1:マイコンボードの確認 ※下記はArduino MICROの場合 ・デジタル入出力ピンの最大電流値を確認:1ピンあたり40mA ・デジタル入出力ピンがHIGHの時の電圧を確認:約5V(実測値:4.7V) ※この「約5V(実測値:4.7)」がLED点滅回路の「電源電圧」となる。 手順2:LEDに流れる電流値の設定 ※使用する公式(括弧は単位):電圧E(V)=抵抗値R(Ω)×電流I(A)→(オームの法則) ・LEDの順方向電圧は2.0Vなので電圧E(V)=2.0V ・制限電流20mAを超えないようにしたいので、LEDに流れる電流値を約8mAと 設定する(この値はデータシートを見ながら自分で設定する)。 ※この時、Arduinoの1ピンあたりの最大電流値を確認する:8mA<40mA ※8mA=8×0.001A=0.008A 手順3:抵抗値の計算 ・回路の電源電圧が実測値:4.7Vなので 抵抗値にかかる電圧は電源電圧4.7V-LEDにかかる電圧2V=2.7V ・直列回路であるため 「抵抗器に流れる電流=LEDに流れる電流=回路内の電流値」となる LEDに流れる電流値を8mAとしたいので オームの法則より、抵抗値R(Ω)=2.7V÷0.008A=337.5Ω(約330Ωとする) 手順4:カーボン抵抗の消費電力を計算 ※使用する公式(括弧は単位):消費電力W(W)=電圧E(V)×電流I(A) ・カーボン抵抗器は各抵抗器の大きさ(抵抗値ではない)や材質により 消費電力の上限値が決まっている。 今回使用したカーボン抵抗器の消費電力は1/4W(0.25W)なので 2.7V×0.008A=0.0216W<0.25W お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.04.26 11:03:38
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