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April 18, 2011
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カテゴリ:日々。
話は聞いたことがあった…
ノンフィクションの番組だったか
でも本当の事だと改めて知らされ
頭をハンマーで殴られたような気分。。。
こんな酷い犠牲の上に成り立っている
便利を追求した挙句の危険な発電所なのだということを
全世界の人が知っておく必要があると思います。

以下「JUJUりんの日記」JUJUりん様のブログから転載です。

『○○原発で働いて死んだクレイジーママ』

仕事がら、いろんな人と知り合いになりますが
その中に
忘れられない人がいます。

クレイジーママ。
男性ですがこんなニックネーム。
朗らかで、直感の鋭い人でした。


彼が

JUJU
あのねえ
これ、秘密なんだけど
見せてあげようか?

開いた胸にはまっすぐに縫い合わせた手術のあと。

俺さ
○○の原発で働いたわけよ。

被爆してるの。

でも
それって言っちゃいけないんだよね。

秘密なわけよ。

被爆するなんて
知らなかったからさ
日雇いで行くわけよ。



けっこう
だるい気分になって
内臓めちゃくちゃで
手術受けて
こんな感じ。


ざっくりと
50センチ以上もある切り傷を見せて笑った笑顔には
ボロボロの歯。


歯だって
こんなになっちゃうわけよ。


そう言って笑っていたクレイジーママ

しばらくして
泣きじゃくるHからの電話で他界したことを知りました。

もっと

もっと

あの時、真剣に話しを聞けばよかった・・・

ごめんね
クレイジーママ

もう
涙が止まらない。

原発奴隷と呼ばれる人たちが
原発の中で働かされていることを知っている人は
たぶん少ないのではないでしょうか?

1日3万円ほどの賃金で
仲介をする人たちに2万円ピンはねされて
1万円で命を売っている。

そんな原発奴隷と呼ばれる人たちについて

今、書かないと
クレイジーママの笑顔の本当の意味が
この宇宙から消えてしまいかねない・・・

以下はクロニカ紙からに掲載された
日本の原発奴隷の実態を翻訳してくれた方から回ってきたものです。

読んだ方

ブログへの転載はご自由に!
どうぞよろしくお願いします。



原発奴隷の実態 エイミの投稿から転載 クロニカ紙より翻訳文
調査報告/原子力発電所における秘密

日本の原発奴隷


 日本の企業は、原子力発電所の清掃のために生活困窮者を募っている。 多くが癌で亡くなっている。クロニカ〔本紙〕は、このとんでもないスキャンダルの主人公達から話を聞いた。

DAVID JIMENEZ 東京特派員

 福島第一原発には、常に、もう失うものを何も持たない者達のための仕事がある。松下さんが、東京公園で、住居としていた4つのダンボールの間で 眠っていた時、二人の男が彼に近づき、その仕事の話を持ちかけた。

特別な能力は何も必要なく、前回の工場労働者の仕事の倍額が支払われ、48時間で戻って 来られる。2日後、この破産した元重役と、他10名のホームレスは、首都から北へ200kmに位置する発電所に運ばれ、清掃人として登録された。「何の清掃人だ?」誰かが尋ねた。監督が、特別な服を配り、円筒状の巨大な鉄の部屋に彼らを連れて行った。

30度から50度の間で変化する内部の温度と、 湿気のせいで、労働者達は、3分ごとに外へ息をしに出なければならなかった。放射線測定器は最大値をはるかに超えていたため、故障しているに違いないと彼 らは考えた。

一人、また一人と、男達は顔を覆っていたマスクを外した。「めがねのガラスが曇って、視界が悪かったんだ。時間内に仕事を終えないと、支払い はされないことになっていた」。53歳の松下さんは回想する。「仲間の一人が近づいてきて言ったんだ。俺達は原子炉の中にいるって」。

 この福島原発訪問の3年後、東京の新宿公園のホームレスたちに対して、黄ばんだ張り紙が、原子力発電所に行かないようにと警告を発している。 “仕事を受けるな。殺されるぞ”。彼らの多くにとっては、この警告は遅すぎる。日本の原子力発電所における最も危険な仕事のために、下請け労働者、ホーム レス、非行少年、放浪者や貧困者を募ることは、30年以上もの間、習慣的に行われてきた。

そして、今日も続いている。慶応大学の物理学教授、藤田祐幸氏の 調査によると、この間、700人から1000人の下請け労働者が亡くなり、さらに何千人もが癌にかかっている。

完全な秘密

 原発奴隷は、日本で最も良く守られている秘密の一つである。いくつかの国内最大企業と、おそるべきマフィア、やくざが拘わる慣行について知る人 はほとんどいない。

やくざは、電力会社のために労働者を探し、選抜し、契約することを請負っている。「やくざが原発親方となるケースが相当数あります。日 当は約3万円が相場なのに、彼等がそのうちの2万円をピンハネしている。

労働者は危険作業とピンハネの二重の差別に泣いている」と写真家樋口健二氏は説明 する。彼は、30年間、日本の下請け労働者を調査し、写真で記録している。

 樋口氏と藤田教授は、下請け労働者が常に出入りする場所を何度も訪れて回り、彼らに危険を警告し、彼らの問題を裁判所に持ち込むよう促してい る。

樋口氏はカメラによって―彼は当レポートの写真の撮影者である―、藤田氏は、彼の放射能研究によって、日本政府、エネルギーの多国籍企業、そして、人 材募集網に挑んでいる。

彼らの意図は、70年代に静かに始まり、原発が、その操業のために、生活困窮者との契約に完全に依存するに至るまで拡大した悪習に ブレーキをかけることである。「日本は近代化の進んだ、日の昇る場所です。しかし、この人々にとっては地獄であるということも、世界は知るべきなので す。」と樋口氏は語る。

 日本は、第二次世界大戦後の廃墟の中から、世界で最も発達した先進技術社会へと移るあたって、20世紀で最も目覚しい変革をとげた。その変化は、かなりの電力需要をもたらし、日本の国を、世界有数の原子力エネルギー依存国に変えた。

 常に7万人以上が、全国9電力の発電所と52の原子炉で働いている。発電所は、技術職には自社の従業員を雇用しているが、従業員の90%以上 が、社会で最も恵まれない層に属する、一時雇用の、知識を持たない労働者である。下請け労働者は、最も危険な仕事のために別に分けられる。原子炉の清掃か ら、漏出が起きた時の汚染の除去、つまり、技術者が決して近づかない、そこでの修理の仕事まで。

 嶋橋伸之さんは、1994年に亡くなるまでの8年近くの間、そのような仕事に使われていた。その若者は横須賀の生まれで、高校を卒業して静岡浜 岡原発での仕事をもちかけられた。

「何年もの間、私には何も見えておらず、自分の息子がどこで働いているのか知りませんでした。今、あの子の死は殺人であ ると分かっています」。彼の母、美智子さんはそう嘆く。

 嶋橋夫妻は、伸之さんを消耗させ、2年の間病床で衰弱させ、耐え難い痛みの中で命を終えさせた、その血液と骨の癌の責任を、発電所に負わせるための労災認定の闘いに勝った、最初の家族である。彼は29歳で亡くなった。

 原子力産業における初期の悪習の発覚後も
貧困者の募集が止むことはなかった。誰の代行か分からない男達が、頻繁に、東京、横浜などの都市を巡って、働き口を提供して回る。そこに潜む危険 を隠し、ホームレスたちを騙している。発電所は、少なくとも、毎年5000人の一時雇用労働者を必要としており、藤田教授は、少なくともその半分は下請け 労働者であると考える。

 最近まで、日本の街では生活困窮者は珍しかった。今日、彼らを見かけないことはほとんどない。原発は余剰労働力を当てにしている。

日本は、12 年間経済不況の中にあり、何千人もの給与所得者を路上に送り出し、一人あたり所得において、世界3大富裕国の一つに位置付けたその経済的奇跡のモデルを疑 わしいものにしている。多くの失業者が、家族を養えない屈辱に耐え兼ねて、毎年自ら命を絶つ3万人の一員となる。そうでない者はホームレスとなり、公園を さまよい、自分を捨てた社会の輪との接触を失う。

“原発ジプシー” 

原発で働くことを受け入れた労働者たちは、原発ジプシーとして知られるようになる。その名は、原発から原発へと、病気になるまで、さらにひどい 場合、見捨てられて死ぬまで、仕事を求めて回る放浪生活を指している。「貧困者の契約は、政府の黙認があるからこそ可能になります」。人権に関する海外の 賞の受賞者である樋口健二氏は嘆く。

 日本の当局は、一人の人間が一年に受ける
ことが可能である放射線の量を50mSvと定めている。大部分の国が定めている、5年間で100 mSvの値を大きく超えている。

理論上、原子力発電所を運営する会社は、最大値の放射線を浴びるまでホームレスを雇用し、その後、「彼らの健康のために」 解雇し、ふたたび彼らを路上へ送り出す。現実は、その同じ労働者が、数日後、もしくは数ヵ月後、偽名でふたたび契約されている。そういうわけで、約10年 間、雇用者の多くが、許容値の何百倍もの放射線にさらされている説明がつくのである。

長尾光明、78歳、多発性骨髄腫に罹患。東電・福島第一原発で働いた自分の写真を抱える/ 撮影:樋口健二
 長尾光明さんは、雇用先での仕事の際に撮られた写真をまだ持っている。写真では、彼は、常に着用するわけではなかった防護服を着ている。

病気に なる前、5年間働いた東電・福島第一原発で、汚染除去の作業を始める数分前にとった写真である。78歳、原発ジプシーの間で最も多い病気である骨の癌の克 服に励んで5年を経た今、長尾さんは、原発を運営する会社と日本政府を訴えることに決めた。

興味深いことに、彼は、契約されたホームレスの一人ではなく、 監督として彼らを指揮する立場にあった。「大企業が拘わる仕事では、何も悪い事態が起こるはずはないと考えられてきました。しかし、これらの企業が、その 威信を利用し、人々を騙し、人が毒さ毒される危険な仕事に人々を募っているのです」と長尾さんは痛烈に批判する。彼は、許容値を超える大量の放射線にさら されてきたため、歩行が困難となっている。


 30年以上の間、樋口健二氏は、何十人もの原発の犠牲者の話を聞き、彼らの病を記録してきた。彼らの多くが瀕死の状態で、死ぬ前に病床で衰弱し ていく様子を見てきた。

おそらくそれ故、不幸な人々の苦しみを間近で見てきたが故に、調査員となった写真家は、間接的にホームレスと契約している多国籍企 業の名を挙げることに労を感じないのだ。東京の自宅の事務所に座り、紙を取り出し、書き始める。「パナソニック、日立、東芝…」。





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Last updated  April 18, 2011 05:01:44 PM
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