April 20, 2012

動物食のリスク。

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■胃腸に非常に負担をかけるため疲れやすくなる(腸内で腐敗・異常発酵した毒素や活性酸素を解毒しようと肝臓や腎臓で大量のエネルギーやミネラルが消費される)
■体内が酸性に傾く(中和するために多量のカルシウムが骨や歯から使われる→牛乳を飲むと逆に骨が弱くなり骨折や骨粗鬆症を発症しやすくなる)
■アレルギー体質を作り出す(血液の中に入った異種タンパクはアレルギー反応の原因となる)
■ホルモン異常が起こる(動物性脂肪は男性ホルモンの分泌を増やすために体臭がきつくなり毛深くなるが頭髪は薄くなる。また、家畜に投与された成長ホルモンの影響による子供の早熟化も問題となっている)
■精神面にも悪影響(肉食中心の人は感情の起伏が激しい傾向にあり攻撃的になりやすいという報告もある。栄養バランスの崩れ・カルシウムやミネラルの欠乏・交感神経優位型による自律神経の乱れなどから精神は不安定になりやすい)

肉食が地球を滅ぼす!?

昨今、環境問題が盛んに取り沙汰され多くのスーパーではレジ袋が使われなくなり、環境問題に関心のある人たちも増えてきました。しかし人々は相変わらずエコバックの中に平気で肉を放り込んでいます…誰もその行為がエコロジーとは全くかけ離れたものだということに、気づいていないのです。肉食が私たち人間にもたらすものは、なにも自身の健康問題に限ったことではありません。今、世界や地球規模で起こっている現実に目を向けてください…

■■■ 食糧問題
世界で生産される多くの穀類が、私たち人間ではなく家畜に食べさせるために使われていることを知っていますか?肉を生産するためには、動物を肥育するための莫大な飼料(エサ)が必要です。たとえば、牛肉1kgを生産するためにはその10倍もの穀物が必要になるのです。そのまま人間が食べることのできる穀物を動物に与え、その動物を人間が食べる…このような間接消費はあまりにも非効率的な生産方法であり、穀物をそれだけ無駄に消費しているということになります。その量は世界の穀物生産量のうち半分近くを占め、残りの穀物は優先的に欧米や日本など経済的に豊かな国に届けられるために貧しい国の人たちには十分な量の穀物が行き渡りません。世界の穀物総生産高は、地球の人口を養うのに十分な量を生産できていますが、本来食べられるべきであるその穀物の半分をも先進国は飼料として独占しているのです。

また、発展途上国では耕地の大部分を先進国に輸出する目的で使用しており、自国で生産された穀物のほとんどが輸出に回され、現地に住む人々の口には入りません。先進国の食生活を支えるために、数多くの人々が飢えや貧困を強いられています。穀物の需要は先進国に住む私たちが肉を食べれば食べるほど高まるので、そうなるとさらに農地からは穀物が奪われ、人々は飢えに苦しむ結果となります(肉の生産には穀物のほかに驚くほどの水も多用され、世界の水不足に拍車を掛けています。畜産に使われる水の量は、農作物に使用される水とは比較にならないほどその消費は膨大なものです)

■■■ 環境問題
放牧地や飼料となる穀物を作るために、アマゾンでは既に40%にも及ぶ総面積もの熱帯林が焼き払われ、そこに生息していた昆虫・鳥・哺乳類など多種にわたる野生動物たちがその犠牲となりました。畜産が環境に及ぼす影響には計り知れないものがあります。環境問題に関する研究が進むにつれて、肉食はほぼすべての主要な環境被害を引き起こすことが明らかとなりました。食肉生産にはあらゆる工程で莫大な燃料が消費され、それに伴い多量の二酸化炭素が排出されています。さらにその二酸化炭素よりも24倍強力なメタンガスを膨大な数の家畜が毎日放出し、大量の糞尿は土壌や水質の汚染まで引き起こしています(畜産業は、世界中の車を含めた交通機関よりも多くの温室効果ガスを産出している!)このことは国連の調査においても明確に示されており、環境破壊の主要原因の一つとして「肉食」が指摘されています。

《-DATA-》・二酸化炭素の排出量(平均的な車を一日運転すると‥3kg/ハンバーガー1個分の牛肉の生産に必要なコスタリカの熱帯雨林を伐採して焼き払うと‥75kg)・メタン排出量の21%が畜産業に起因している(反芻動物のゲップ・・・16% 家畜の糞尿・・・5%)・1kgの牛肉のために使われるエネルギーは、約8リットルのガソリンに相当する

■■■ これからの課題
食糧難や環境の問題は、日本に住む私たちからするとあまり実感がわかないものかもしれません。しかし、環境破壊は勿論のこと世界の資源枯渇はまさに自分たち自身の食糧問題だといえるのです。あなたは日本の食料自給率を知っていますか?(食料自給率とは日本人が食べている食料を国内で賄える割合です)他国と日本の食料自給率を比較してみると…

主要国の自給率(2003年)▽豪州237%▽カナダ145%▽米国128% ▽フランス122%▽ドイツ84%▽英国70%▽日本40%

であり、先進国の中でも極めて最低な数字を示しています。食料事情がここまで破綻しているのに私たちが食べ物に困らないのは、そのほとんどを他国から買い付け、輸入しているからです。日本の食糧自給率が低い原因は、私たちの食生活にありました。日本の農業は米を中心としたものですが、食の多様化が進み、現代は肉やパン(小麦)といった輸入に頼らざるを得ない食品が好まれる傾向にあります。国内の畜産業を支える飼料(穀物)のほぼ全ては輸入であり、国産の肉を食べても自給率を上げることにはなりません(他国から輸入した穀物を飼料として消費していることになり、自給率を下げる結果となってしまう) もはや輸入なくては成り立たない日本という国で、今も私たちは肉食を続けています。中国やインドといった国でも肉食が増加傾向にあり、今後、資源の枯渇は更に現実味を帯びたものとなることでしょう。そして食糧危機に陥った時、先進諸国で一番真っ先に打撃を受けるのは紛れもなく私たちの住む「日本」です。現実に、自国の消費を優先するため輸出規制を行う国々が出始めています。食糧価格の高騰、そして世界各国の輸出規制に止まらず、一切の輸出を禁止する日もそう遠くはないかもしれません。そうなると私たち日本人も「飢え」の時代を迎えることになります。

(農林水産省はこの事態に備え、「不測時の食料安全保障マニュアル」まで策定している。その中身はいも類等の熱量効率の高い作物に生産転換することで最低限必要な熱量を確保するというもの。その食事内容は現在と全く掛け離れたものであり、朝食を例にするとごはん茶碗一杯分/粉吹きいも一皿/ぬか漬け一皿といった具合で昭和20年代後半の食事に近い)

誰もが消費者である以上、賢い買い物を心掛けることが大切であることは言うまでもありません。私たちの未来は「何を食べるのか」という消費者一人一人の選択に委ねられています。








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Last updated  April 20, 2012 02:56:37 PM
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