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カテゴリ:グレートピレニーズと暮らす
さあ、大変!!シュンタが手術です。 病気でもないのに・・・でも・・・ これからの人生を少しでも楽しく出来たら、それでいいかな、と考えるしかありませんでした。 病院へは私が連れて行きました。一坪ほどの個室になった診察室へ入ると、シュンタは、異様にに興奮しはじめました。人間だって、病院へ行くと緊張します。当たり前のこととはいえ、さあ、どうしようって感じでした。 ドクターが入ってきて、麻酔を打ちます、と・・・とてもじゃないけど注射なんて受け付けません。シュンタは、逃げ回る、という表現でしょうか、ドクターが近づくと威嚇してうなり声をあげ、退きます。 「おかあさん、頭を押さえてください。」 「はい。」 頭を押さえても、私の頭よりはるかに大きいのです。押さえきれるモノじゃなく・・・ 一本の注射を打つために、2本の皮下注射を打つことになりました。 ドクターは近づけない。ので、手を伸ばして届くところまで近づいて、脚の皮膚に注射針を挿す。一本分ではきかないので、二本。 二本皮下注射をどうにかうってもらってから、20分後にシュンタは、立っていられなくなりどたりと横になりました。 手術用の全身麻酔の注射を動けなくなったシュンタに打ちますと、瞬間で、舌をたれ下げてぐったりと・・・ 手術後、シュンタは、ヨレヨレのカッコウに見えました。大きな青いエリザベスカラーを首に巻き、4本の脚に、人間で言うとくるぶしくらいかな、包帯を巻き、下腹は大きなガーゼが絆創膏。私の顔を見ると、しっかりと眼を合わせ、その眼は泣いているように見えました。 「ママ、ボク なにも悪いことしてないよね。それなのに、こんなめにあってるよ~。」 「ママ~、助けてよ~痛いよ~」 こんな声が頭の中で響きました。とっても、とってもシュンタに悪いことをしてしまった感じがして、申し訳なさでいっぱいになりました。 「シュンタ、ごめんね。人間の勝手な解釈でしているのかもしれないね。シュンタと 平和に幸せに暮らしたいってことだけだったんだよ。ごめんね。痛いよね。」 犬のために涙をこぼしたのは、このときで2度目でした。このときは、シュンタと二人でオイオイ泣いたって記憶が残っています。実際は、シュンタは疲労困憊の様子で泣く力も残っていない感じでした。 手術自体はすごく嫌な思い出として残っていますが、手術をしたことは、良かったことだと今は思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Apr 11, 2007 10:48:47 AM
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