2014/04/03(木)20:45
カタクリの花が咲きました
皆様こんばんは。季節情報担当の平井です。
いつもありがとうございます。
春を待ちわびて咲く花カタクリが咲きだしました。
ミツマタの写真を撮り終えて、佐野市のみかも山へ行ってきました。
みかも山のカタクリは、花の百名山にも紹介されておりますのでご存じの方も多いと思います。
一面のカタクリが咲く光景は素晴らしいものです。
群馬にも、近くなら王城山や岩宿、六車のカタクリが有名です。
標高の高い王城山はまだまだ開花しませんが、これからが見る事ができる場所で楽しみは残ります。
3月に葉を出し、4月には一斉に花をつけ、5月にはその姿が消えてしまいます。
カタクリは一年の3か月を地上で過ごし、あとの10か月は地下茎で過ごす植物です。
花の時期が短く、3か月の間に一年分の養分を蓄えるので、いきいきと生命力のあふれる花です。
以前は炭焼きや燃料(薪)を取るために山の手入れをしていましたが、近年は山が荒れてしまっています。
人の手が入らないとカタクリは無くなっていく。今こうやって見事な花を見る事ができるのは、人が保護しているからです。ありがたいものです。
カタクリは花が咲くまでに8~10年かかり、花をつけていれる時期が10年。合計20年近くの生命力のある花です。
それだけに群落がこれだけになるにもかなり大変な事です。
花言葉が「初恋、嫉妬、寂しさに耐える」とあります。
淡雪のように早く姿を消すことや、万葉の頃からうたわれたように、春一番に清楚な姿
をみせることからついたのかなと思います。
次は桜を追って撮影にでかけます。