万座ホテル聚楽より★季節のお便り

常念岳登山に行ってきました

皆様こんばんはいつもブログを読んでいただいて、ありがとうございます。登る山は近くにもたくさんありますが、かねて念願でした北アルプス常念岳(２８５７メートル)に登ってきました。常念には目的がありました。7月のこの時期に中岳に出る雪形の「舞姫」の写真がどうしても撮りたくて2年越しの念願が叶いました。梅雨の間の晴れ間、きっと雨の神様が休んでくれた日でしたのでしょう。おかげ様で最高の風景を見る事ができました。一の沢から5時間の登り。きつめの登り。少し運動不足がききました。くれました。常念小屋に泊まり、翌日常念山頂に向かいました。探していたイワヒゲやミネズオウに出会い感激、雪形の舞姫には雲一つない好条件で撮影できました。常念山頂から見る穂高の山々、槍ヶ岳の壮麗な姿。梓川が見え上高地も見えました。満足の登山を経験できました、時間を作り、まだまだ山に登りたいと思っています。

ニッコウキスゲが咲いています

おはようございます。志賀高原でニッコウキスゲが咲き始めました。夏をイメージする花の一つですね。植物図鑑で探すとゼンテイカの名前が出てきますが、やはりニッコウキスゲの名前がなじみがあっていいですね。志賀高原の前山から丸池、高天原のスキー場方面に一面黄色の絨毯がひかれたように見事に咲きます。まだ5分咲きでしょうか、満開の知らせが来るころには、やっと梅雨が明け、本格的な夏が到来します。丸池ホテルの近くの場所では馬が草を食んでいました。

ワタスゲ

皆様こんばんぱワタスゲが一面に広がっている景色をごらんになっている方も多いとおもいます。アップがおきくれましたが、6月28日に志賀高原の前山湿原で、一面のワタスゲの写真を撮影してまいりました。夏の高原のイメージはワタスゲの白、それとニッコウキスゲの黄色、コマクサのピンク。いろいろな花を連想できますね。ワタスゲの花の時期は6月初めで、結構地味な花です。今みている白は花の終わったときの綿毛の様子です。二枚目の写真はハクサンチドリの花です。前山リフトから徒歩で40分くらいで四十八池にいけます。トレッキングの楽しい季節。途中、登山道で森の中を進むと、コメツガやダケカンバの古木の中をひんやりとした空気に満たされ、木漏れ日の森を楽しむことがですます。

コマクサが咲きだしました

皆様こんばんは7月に入りましたが、今日は冷たい雨の一日でした。昨日、休憩時間を利用して本白根山のコマクサを撮影してきました。ようやく咲き始めです、例年より1週間遅れですので今月末まで見る事ができそうですね。明治、大正の頃にコマクサが結核や肋膜に効く特効薬として漢方で使われ、そのために絶滅しかかってしまいました。その後、成分を正式に調べるとアルカロイド系のジャントリンという成分が主成分である事がわかり、やもすれば毒草である事がわかり、そのブームが去ったと聞いた事があります。絶滅はほとんどは、このように人の手で進んでしまう典型的な例ですね。白根系のコマクサは淡いピンクの色です。近年貴重さがわかりました。コマクサの色は赤と白とピンクの3種類。ピンクの本白根のコマクサは数が減りつつある種類らしく、絶滅危惧種に登録されたと4月に地元紙に紹介されました。本白根には3万本のコマクサが咲いていますが、1970年以降に地元の有志の方たちの懸命な努力で現在の姿になっています。夏を代表する高山植物のコマクサ。高山植物の女王と呼ばれています。かれんな姿をぜひ見にいらっしゃってくださいね。。

珍しい写真が撮れました

皆様こんばんは毎日少しづつ写真を撮影しておりますと、時に面白い写真が撮れることがあります。ガンコウランの写真を撮っていましたら、蝶が急ぐように飛んでいました、いつもならさほど気にしませんが、ギフチョウの飛び方にも似て気になって仕方かりません。しばらく様子をみていると、2頭（蝶の数え方は頭と数えます）が一か所でとまったようで、そっと近づいてみました。すると、蝶は交尾をしている場面に出会いました。キアゲハは里山から高山までいる蝶で、さほど珍しい蝶ではありませんが、交尾の場面にはなかなか出会いませんね。ガンコウランに止まって正面を向いているのがメスで、オスはさかさまになっています。驚くのは交尾したままで空を飛んでいく事です。山ではいろいろな珍しい瞬間に出会うことが多く、写真を撮っていると驚きの連続で楽しいです。今日の花情報は、エンレイソウとサンカヨウ。いずれも湿気を好む植物で、沢などでよく見かけます。エンレイソウは漢字で延齢草と書き、名前とは逆に毒草です。サンカヨウはとても良いにおいがする花で、フキの葉のような大きな葉にとても清楚な白い花をつけます。また、釣鐘状の花はアカモノ。ピンク色の小さな花は綺麗で思わず足を止めたくなりますね。釣鐘状の花の事は、また日記で紹介ますね。

破風岳

皆様こんばんは登山のシーズンになりますね。私も今年は少し高い山に登る予定で、そろそろ練習のためでよくトレッキングをしています。身近な山をと思い、今日は破風岳(1999メートル)に登ってきました。登るのが目的ではなく、足慣らしでじっくりと山道を登っていきます。名前の通りに破風岳は風が強い山で、おまけに霧の出やすい山です。ここは週末になるとグライダーの愛好家が集まる場所です。尾根が東西に位置し、周りに樹が無く風が一定に吹いている場所で、グライターには格好の場所のようです。破風に登っていくと、山道はさほどきつい感じではなく、ゆっくりでも登れるコースです。今はツマトリソウやイワカガミが咲いています。ミツバオウレンは少し早いようでしたが、普通はミツバオウレンが先に咲き、イワカガミが続く流れになります。コケモモも一部咲き出しています。山の天候は年によっていろいろ変わります。今年は雪が多かったせいで花も影響があるようです。帰りに雲海がきれいに出ていましたので紹介してみます。

今日の花情報

皆様こんばんは先日撮影してきましたアツモリソウの白花が咲いたので撮影に行ってきました。紹介をさせていただきます。志賀高原の田ノ原湿原でヒメシャクナゲが咲き出しました。シャクナゲといってもイメージとは違うかもしれませんが、実にかわいらしい花を見せてくれます。6月のこの時期はたくさんの花が咲き始めるので、あまりなじみのない花は見落としがちですが、どうぞ散策をして楽しまれてください、ワタスゲがもう夏だよ。そう語りかけながら微笑んでいます。

ホテイアツモリソウ

台風の影響で雨の一日ですね。明日はスキッと晴れてほしいと思っています。郡馬倉淵村のわらび平キャンプ場でホテイアツモリソウが咲いています。花好きな方やカメラ好きの方ならお分かりとおもいますが、絶滅危惧種の貴重な花です。自然な状態でこの花を観ることは、今になっては殆ど無いと言ってもいいでしょう。倉淵のリピーターの方が20年前に地元の山で見つけ、保護のためにわらび平に移し、2株からいまでは20株まで増えて、この時期に可憐な花を咲かせてくれています。花の百名山の田中澄江さんは、アツモリソウを赤城の地蔵岳で見た記しています。もう50年以上前の話ですが、そのころから滅多に出会わない花であったそうです。先日、撮影に行ってきました。今年はクマガイソウの写真も撮れましたので、とても満足です。万座から北軽井沢を経由して1時間３０分。わらび平にいけます。今週は白のアツモリソウが咲くころです。

イワカガミがさきだしました

イワカガミが咲き出しました。いつもの年より１週間は遅れています。万座でもたくさん見れますが、草津より殺生川原を通過したあたりから、道路がイワカガミのピンクに彩られています。初夏の花のイワカガミ。桜を咲くのを待つように、高原では咲き出すのが待ち遠しい花です。ミツバオウレン、イワカガミ、ツマトリソウ、コケモモ、アカモノ。色とりどりのかわいらしい花がどんどん咲き出してきます。

イワナシの花がさきだしました

花の季節がやってきています。まだ沢沿いには残雪がのこりますが、ようやく花がさきだしています。白根山の弓池付近にはタカネザクラが咲いています。山桜の一番遅い開花の花ですが、ピンクの渕があり綺麗に咲いています。寿行は低い木ですので見つけやすいですが、普段見慣れているソメイヨシノとは色どりが違い、少し濃いピンク色に見入ってしまいます。高山植物も咲き始めで、イワナシ、コミヤマカタバミ、一部にイワカガミ、武具の池にはシャクナゲ、ツツジ、夏を思わせるワタスゲも咲きだしています。夏の爽やかな高原の万座。今年も暑い夏かもしれません。高原で涼しさを、そして山の花たちに会いに来て癒されてくださいね。

残雪の北アルプス

こんばんは。日記の更新がいつも遅くてすみません。先日の寒さがあった日の翌日、北アルプスの写真を撮りました。この時期のアルプスの写真は、何度撮影しても清々しい気分になります。下界では真夏日のニュースが流れますが、山はまだ寒いです。この日は妙高から白馬、五竜、鹿島槍、蝶が岳、常念、穂高、もちろん槍が岳も見え最高のパノラマを味わう事ができました。

高原の春

こんばんは。万座の春は遅く、下界ではとうに花の季節を迎えているのに、これからようやく花の季節を迎えようとしています。それだけに春が嬉しい季節です。この時期は花だけてなく山の残雪の風景が楽しめる時期でもあります。詳しいかたですと、白馬岳に雪掻き馬の雪形、小蓮華岳にはニワトリの雪形、五竜岳には武田菱の雪形、常念岳には常念坊等、残雪の中に面白い形を見つけてみるのも楽しみの一つですね。先日の寒波の明けた日に北アルプスの写真を撮ってみました。この頃の山の風景が一番好きな写真が撮れますね。ミズバショウは、先日行った白馬は終わりに近く、飯綱高原のむれ水芭蕉園はちょうどタイミングが合いましたね。志賀高原に昨日行ってきましたが、積雪が多かったせいかまだ残雪が溶けきらず、水芭蕉やリュウキンカは咲き始め程度ですので、これから楽しむ事ができますね。グリーンシーズンに入った万座です、温泉と大自然を楽しんでいたたければと思います。私のようなカメラ好きな方であれば、ぜひ花の写真を撮りにいらっしゃっていただきたいですね。6月はイワカガミの群落が見れ、7月は本白根のコマクサを見に。そして高原の爽やかな空気を満喫していただきたいとおもっています。

本日の写真

花の季節になりました

久しぶりに季節情報を書いてみます春の桜回廊が過ぎてしまい、あっと言う間に花の季節がやってきています。今年は前半は寒気が強く、雪のシーズンが長いように感じましたが、春を知らせるイワツバメが来たのが昨年より一週間早い3月28日でした。今年は残雪が多いために植物の芽生えが幾分遅くなっています。高山植物のイワナシは、あと1週間で可愛らしい花を咲かせてくれるとおもいます。桜を追って写真を撮り、この時期はアルプスの残雪と雪形、水芭蕉、リュウキンカ、カタクリ等花の写真を追い掛けています。先日は水芭蕉の撮影に白馬、戸隠へ行ってきました。白馬の猿倉の水芭蕉は残雪が多くほとんど見えませんでしたが、白馬の水落の水芭蕉はちょうど見ごろを迎えていました。戸隠の奥据花の水芭蕉は3分咲きで今週が見ごろを迎えるとおもいます。山桜が満開で残雪の風景とあいますが、戸隠は雪がのこっているのでお出かけにはご注意してください。来週は志賀高原の高天原の水芭蕉を撮影してきます。

雪は天からの贈り物

御挨拶が遅れましたが、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。万座は毎日マイナス5～10度の気温です。とても寒い毎日です。高地の万座では、雪質がパウダースノーでスキーのお客様にはとても喜ばれます。外を歩いてもギュギュと鳴き砂を鳴らすような音がしますね。とても雪が細かい証拠ですね。雪の結晶は何種類あるか知っていますか?正確には分かっていないようですが、昔アメリカのベントレーという方が6000種類あるとの報告があったようですが、いまだにわかっていません。日本では雪の結晶の研究で有名なのは、北大の中谷宇吉郎博士の研究が有名です。昭和の初めのころの学者さんです。岩波で著書が出ていますので読むことはできます。万座の雪の結晶がどんな種類があるのか知りたくて、最近はマクロレンズで雪の写真の撮影にチャレンジしています。大分すると雪の結晶は6つの種類があり、今回撮影できたのは樹枝状六花と広幅六花の2種類でした。写真は広幅六花の方です。見にくくて申し訳ありませんが、もっとうまく撮れるようにがんばります。

クリスマスの夜はいかがお過ごしですか

今晩は。万座も今夜はホワイトクリスマスです。静かな夜です。冬の楽しみはいくつかありますが、晴れた日の朝に動物の足跡を見つけるのが楽しみになってます。ニホンカモシカの大きな蹄の足跡やウサギの特徴ある足跡。テンやキツネの足跡。とんだりはねたり、スキップしたり足跡で動物の歩き方がわかったりします。先日の晴れた朝に見つけた足跡です。なんだと思いますか?4本指なのでキツネかタヌキです。爪がハッキリとしていますね。まっすぐに歩いた足跡ですのでキツネの足跡ですね。想像するだけで面白いですね。

こんばんは

少し日記の間隔が空きすぎました。がんばって書いていきますので、これからもよろしくお願いいたします。クリスマス寒波がやってきます。万座は昨日も積雪がありましたが、クリスマスはいつも雪が舞いおります。雪は天からの贈り物ですね。万座にこの時期にいらっしゃるなら、車の雪対策は忘れずにお願いいたします。万座の空吹きは一年中吹きだしています。先週に撮影した空吹きの写真ですが、冬の時期らしく噴煙が高くなっていました。季節と火山活動の影響で吹きだしの量は変わりますが、この時期は秋雨のためでしょうか地下水が多ければ吹き出しの量はふえます。火山活動が特に活発ではないのでご安心ください。写真を撮るならぜひとも万座の冬景色を撮影されてください。

太陽柱

11月も末に近くなり寒さが厳しい日が続きますね。万座の冬は粉雪の降るマイナス15度の世界です。本格的な冬はこれからですが、先日の寒い日に珍しい現象が起きました。太陽が沈む時にひかりが柱のようになる太陽柱です真冬の時でもなかなか見れないのでとてもラッキーでした。今年の冬は大分さむさが厳しいかもですね

冬桜

日記の更新がしばらく間が空いてしまい申し訳ございませんでした。冬桜を観に行ってきました。群馬県の南部、藤岡市の鬼石町の桜山公園で7000千本の冬桜が見頃になっています。冬桜はあまり馴染みのない花かもしれませんが、この時期に咲く寒桜の一つです。春の桜と違い、花が一輪づつ咲くので満開という表現は出来ないと思いますが、この時期に桜が見れるのは嬉しいですね。桜山だけでなく、行く途中に中ノ条や伊香保でも庭先で咲き始めの冬桜をみつけました。案外、身近に存在するのですね。

満天の星空

昨年の10月29日は雪が降った日でした。今年はさほど寒くなく露天風呂に入りながら星空を眺めるのが楽しみです。ご宿泊のお客様のほとんどが星をみる事に期待をされていらっしゃいますので、今夜の星はどうでしょうか?そんな声に毎日夜空を見る機会が多くなりました。一週間のうちに星が綺麗に見える日は3日位でしょうか、山の天気はすぐに霧が出たり、小雨になったり気まぐれです。幸いに、この3日は毎日星空が見えています。露天風呂に入っているお客様も、これが見たくて来たのでとても満足です。笑顔での返事にこちらも嬉しくなりますね。写真は一昨日の夜の星空です。

雲海

10月の頃は雲海が良く見る事が多くなります。日中の雲海もいいですが、雲海のでている状態で北アルプスに沈む夕日が見れる時は、あまりの絶景に時を忘れてしまいそうになります。

志賀高原大沼池

志賀高原の大沼池の紅葉の素晴らしさに、この時期に訪れる人が増えます。ちょうど天気に恵まれて、前山から朝8時に登り、四十八池、志賀山を越えて大沼池に向いました。朝早い方でしたのでトレッキングの方は誰もおらず、新鮮な山の空気をいっぱい吸い込みながら620段ある階段を下っていきました。鳥の鳴き声が清々しく山一面にこだましています。どんな会話をしているのか興味がわきますね、エメラルドグリーンの大沼池。写真家が沢山訪れる紅葉の素晴らしいスポットです。見事な紅葉と鏡のような水面に映る紅葉の姿。疲れが吹き飛んでしまいます。一番良い時に訪れる事ができました。

紅葉が見ごろとなりました

三連休も今日で終わりですが、今年の紅葉がやっと見ごろになりました。天気がよかったので沢山の方が写真撮影にいらっしゃいました。昨年の紅葉のピークも今年と同じ10月10日でしたので、あまり変わりませんでしたね。今週一週間は紅葉を楽しめます。それ以降は山の中腹に移っていきます。紅葉を見て万座でゆっくり温泉に浸かってのんびりされてくださいね。日帰り温泉でも大丈夫ですよ。

山田峠

紅葉の撮影にたびたび出かけますが、残念なことに昨年ほどの鮮やかな紅葉に今年はならず、少し物足りなさが残ります。山田峠付近で雲の流れが早く、峠を吹き上がってくる雲の様子がわかります。気温は4度。突風のような風が吹いていましたので体感気温はマイナス何度位だったでしょうか、風邪をひいてしまいました。

初雪が降りました

昨晩の寒さで夜半からみぞれに変わり、朝方に初雪が降りました。昨年は10月26日、一昨年は11月3日でかなり早い初雪でした。志賀高原でも3センチの積雪、万座でも同じ程度でしたが、初雪は時間が経つとすぐ溶けてしまいますので交通には大きな支障はありませんでした。写真は白根山の弓池付近です。

紅葉の具合

10月になってお待ちかねの紅葉の季節が近づいています。今朝、白根山へ行ってきました。色づきはじめていますが、見頃はあと5日位先でしょうね。寒いので防寒対策を十分されていらっしゃってくださいね。写真は綺麗な紅葉の一部ですが紹介してみます。見頃になったらまた日記に書きますね。

夕日がきれいです

ここ数日は好天に恵まれています。山歩きにはとても良い日がつづきました。週末はいよいよ雨模様。寒さが近づいてきています。横手山はサンセットの100選に入っています。万座から少し車で移動すると綺麗な夕日が見れます。毛無峠から少し進むと展望台があります、北アルプスを望む夕日の写真を紹介します。

寒くなりましたね

先週の台風が去った後、山は急に寒くなってきています。北海道の大雪山では例年より3日早い初冠雪の知らせが届き、万座も10度を切る気温になってきました。気温が8度を下回る寒気が入り始めると紅葉が進みます。渋峠の紅葉は多くの写真家も訪れる場所で、かなりの人気スポットです。紅葉は予想より少し遅れていますが、ナナカマドの実が赤くなり、ダケカンバがようやく黄色になりつつあります。また詳しくはプログで紹介させていただきますが、まもなく綺麗な紅葉がみれます。写真は渋峠から白根山を写しました。午前中のほうが綺麗に撮れるのですが、この日は夕方の撮影で、少し陽がかげっていました。

紅葉情報

今年の紅葉は早いようです。草津の武具脱の池（もののぐのいけ）のヤマウルシの紅葉がはじまりました。同じく草津白根山のナナカマドが色づき始めています。昨年の同じ日の紅葉の具合は、白根山のナナカマドは一部色づき始めた程度でしたので、今年はだいぶ早いようです。この分だと来週には白根山はナナカマドは見頃近くになるとおもいます。気温の状況で紅葉の進み具合は変わりますが、他の山も同じ状況だと思われます。紅葉の時期は急に寒さが来ますので、お出かけの際は防寒着の準備をされてくださいね。

蕎麦の花

信州は蕎麦どころで有名です。戸隠の蕎麦はさすがに美味しいですね。この時期には蕎麦の花の開花の季節で、白い蕎麦の畑をドライブ中に出会う事が多いですね。先日は妙高方面で咲いている蕎麦の畑をみつけました。この風景に出会うとなぜか心が和みます。

リンドウが咲きだしました

リンドウの涼しげな青が山一面にひろがりつつあります。万座のスキー場や白根山、芳が平へ行く登山道には沢山のリンドウが咲いています。リンドウを漢字で書くと竜胆と書きます。これは、リンドウの根を漢方で利用していたことから、根があまりにも苦く熊の肝より苦い事から、熊より強い者は竜である事から竜胆と書くようになりました。命名の仕方はこんなエピソードに色づけられています。リンドウの青い花を道いっぱいになる頃に、トレッキングを楽しむとリンドウの青い道に感激してしまいます。写真はホテルの近くで撮影したものです。

雲海がでました

万座にいると雲海にはよくであいますが、それぞれ雰囲気がちがいますので紹介してみます。万座峠から笠岳にかかった雲海です。

四十八池に行ってきました

高原の夏はトレッキングを楽しむ事が良いことですね。初夏の本白根山のコマクサは大変人気があって訪れたことがある方も多いと思います。昨日、志賀高原の熊の湯から四十八池にトレッキングに出かけてきました。当日の朝10時頃まで雨が降っていましたので昼過ぎの晴れが予想できませんでしたがラッキーです。前山リフトを下りて渋池を過ぎ、四十八池までは30分くらいの距離です。四十八池の先には大沼池があり、紅葉の時期は賑わいをみせます。雨上がりの四十八池は数グループのトレッキンググループがいるだけでひっそりとしていのした。秋はしっかりとその足をすすめています。湿原のまっ先にマルバダケブキの目立つ黄色の花が列をなしていました。ミズギク、ワレモコウ、オヤマリンドウの青が目立ちはじめ、足元にはウメバチソウの清楚な白の花が咲き始めていました。ウメバチソウが咲き始めると本格的な秋が近づく証拠です。紅葉はどうでしょう?今年は少し早いかもですね。また様子を見てプログに紹介させていただきます、山にいても山を歩きたくにるのは自然が好きだからでしょう。自然に癒されているからですね。

渡りをする蝶アサギマダラ

雨続きの肌寒い日が続きましたが皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。立秋を過ぎたころから高原には渡りをする蝶アサギマダラが舞う姿が見えます。今年は天候がおかしく、例年のアサギの時期がかなり遅くなっています。今日の万座はかなりの数が飛んでいました。不思議なものでこの蝶はこれから南へ向けて移動をはじめます。昨年一昨年も万座から愛知県、滋賀県、兵庫県、高知県、山口県、宮崎県、鹿児島県（喜界島）に飛んでいます。全国のアサギマダラの仲間が連絡をしてくれています。また今年はどんな連絡がくるのか楽しみです。

ニッコウキスゲ

ニッコウキスゲの写真を載せてみます。ピークは志賀高原では過ぎてしまいましたが、渋峠などではまだ咲いています。一番良い時期は7月中頃です。ご紹介が遅れてもうしわけございませんでした。

ニホンカモシカ

動物を見る機会は少ないかもしれませんが、万座ではよくニホンカモシカに出会います。先日も道路のすぐそばにいるのを見つけシャッターをきりました。

高山の蝶　キベリタテハ

高山の蝶には貴重な蝶や珍しい蝶が沢山います。今日はその中のキベリタテハを紹介いたします。この蝶の特徴は羽の美しさにあります。羽の渕が黄色いラインに包まれています。タテハ蝶のり仲間で、標高1200以上の高山に生息しています。ダケカンバを食草にしていますので、志賀万座のこの一帯はキベリにとっては最高の環境といっていいでしょう。また、この蝶の面白いのは飛び方がまるでクライダーのようにスーッと飛んでいくことと、普通の蝶のように花で吸蜜の姿を見つけるより、岩や石の上にとまっていることです。ある時は停車中の観光バスの所で見つける事もあります。散策中に出会う確率は高いかもですよ。

ホタルブクロの花

皆様こんばんは。少し時間がたってしまいましたが、また季節の便りをお送りいたします。写真はホタルブクロで、万座、志賀高原一帯に咲いています。さほど珍しい花ではないと思いますが、ドライブ中でも散策中でもよく見かける花です。夏をイメージする派手さはありませんが、この花の色合いが好きです。とても面白い花の名前ですが、この花が火垂袋（昔の提灯）に似ているからとついた説とか、子供が蛍を捕まえてこの花に入れたという説がありとても興味がもてます。花の時期は7月から8月上旬がよいです。楽しみはこんな小さな花でも調べると面白い事がわかりますね。

露天風呂の花

７月もあと一週間を残すだけとなりました。いよいよ夏休みが始まりますね。夏山の高山植物の人気の花はコマクサですね。本白根山に咲いているコマクサはピークを過ぎていました。山は次第に秋の色に変わり始めるころです。コキンレイカの黄色い花が目立ち、ヒメシャジンの涼やかな青い釣鐘の花が登山道に揺れています。ホテルの露天風呂にはいくつかの種類の花が植えてあります。女性風呂の前にはヤナギランやリンドウ。これは8月の花ですのでもうしばらくすると咲きだします。男性の露天風呂にはアサマフウロがピンクの花を今咲かせています。その他にツリガネニンジンやヤマハハコ、もう間もなく咲くのはヨツバヒヨドリの花。キク科の多年草で蜜を沢山出すので蝶が集まってきます。立秋のころには渡りをする蝶のアサギマダラが高原を飛び回ります。昨年50株を植え付けましたので、今年はアサギの姿がお風呂に入りながら見れる事を期待しています。

花豆の花

皆様こんにちは台風の影響で雨が降り続き憂鬱な天気ですが、通りすぎれば、また爽やかな高原の風が吹くようななります。嬬恋の名産品といえばキャベツが有名ですが、花豆の生産も盛んです。この時期に花豆の花は真っ赤な色で咲いています。花豆の花の鮮やかさに江戸時代は鑑賞用で育てられていた事はうなずけます。原産地は中南米で、栽培は北海道や長野のような寒冷地が適しているようです。嬬恋は標高で800メートル以上でこの条件に適しているようです。キャベツ畑の写真を撮影なら、ぜひに花豆の花を写真に撮影されてください。旅は新しい発見があると嬉しいものです。ほんの小さな事でも思い出に残るものですね。

高原の夏

皆様こんにちは毎日暑い日が続きますが、お体に気を付けて楽しい夏をお過ごしくださいませ。早いもので来月は立秋です。立秋（立春、立夏、立冬も）の18日前の頃を土用と呼んでいます。土用丑の日にウナギを食べる習慣は江戸の頃、平賀源内が鰻を食べてスタミナをつけるようにと奨励したのが始まりとかで、新しもの好きな江戸っ子の間には瞬く間に流行ったそうです。暦の大暑は今週末です。暑いのももうしばらくの辛抱ですね。今週はスタミナを付けて頑張りましょう。先週に八方尾根を登ってきました。山にいて山に行くのは少し変に思えるかもしれませんが、その山々にそれぞれの顔があるので飽きさせません。ウスユキソウが尾根一帯に群生して、イブキジャコウソウ、タカネバラ、コマクサ、イワイチョウ、タカネマツムシソウ。他に沢山の花と白馬岳の勇壮な姿を見てきました。本白根山のコマクサが見ごろを迎え、間もなくヒメシャジンやアキノキリンソウが咲きだし馬はピンクの色から黄色や紫の花が多くなっていきます。渡りをする蝶のアサギマダラが立秋の頃から飛び始め、ヨツバヒヨドリに沢山吸蜜をする姿が見る事ができます。暑さがやわらぎススキの穂が立ち始めます。季節はまるで汽車が通り過ぎるように早く過ぎ去るかもしれません、暑い夏を高原でのひと時をお過ごしください。温泉だけでなく大自然があります。皆様がそれぞれに感じたこと。山にのぼり自然をカメラで撮影してもよいし、高山植物を探すトレッキングや夜星を眺めるのもステキです。高原の夏にホットな時間を見つける事が出来ればうれしいですね。写真が載せられないのが残念です。

山においでよ

皆様こんにちは。カメラの調子が悪く写真を載せる事ができなくて申し訳ございません。写真はもうしばらくお待ちくださいませ。本白根山ではコマクサが見ごろになっております。白根山の駐車場からコマクサまではそんなに時間をかけなくていけます。夏の彩るはなといえばコマクサという方々が多いと思います。本白根の火口の斜面一面のコマクサは見事です。絶滅しかけた花でほとんどの山で保護されていて人の手で増やされています。本白根では草津町の人たちが力を入れて今の姿になっています。コマクサの名前の由来は知る人が多いですね。花の形が馬の顔に似ているところから駒草とついたと言われています。少しかわいそうな命名ですね。花の百名山の著者の田中澄江氏はこんな表現をされています。この花の独自な流線形がペルシャの紋様に似ている。この花の気品の高さを連想していて、この表現が好きです。高山植物は自分の一番快適な環境を選んで生きています。たとえ冬が寒くても、毎年同じく綺麗な花を咲かせてくれます。コマクサはガレ場に咲くのは他の植物に負けてしまうからで、周りにはほとんど草が生えていない環境です。葉も独特な形をしています、霧が立ち込めるときに水を葉に集めて摂るようです。トマトが南米が原産で環境が同じようで朝霧の中を沢山出ている棘に水を集めて育つのと同じですね。植物は神秘にあふれていますね。コマクサが山に夏を知らせて、夏の山は沢山の花でにぎわいます。下界は連日の猛暑。万座は日中でも気温が20度前後です。涼しいです。今年はぜひ山にいらっしゃってください。まもなく渡りをする蝶のアサギマダラが可憐な姿をみせてくれます。

いい湯だな

毎日、お風呂の検温にいきますと様々なお客様の声を聞くことができます。あぁ、いい湯だね。その言葉を聞くことが出来てうれしいです。日本一の高濃度の硫黄泉の温泉で、源泉掛け流し方式ですので、温度はお湯の量だけの調整です。なかなか温度管理が難しいのですが、スタッフ一同がんばっています。温泉で気持ち良くなると、自然と歌を歌いたくなるようで耳にする機会が多くなります。有るお客様が「いい湯だな」をうたっていらっしゃいました。そこで、これって万座の歌詞ってないんだっけね?そんな質問にあいました。よく知っているドリフ版の歌詞には有名な全国の温泉地が登場しますが、実はドリフが歌う前にデュークエイセスが歌っています。その歌詞を一部紹介いたしますが、温泉地は群馬県を中心に書かれています。草津の湯、伊香保の湯、万座の湯、水上の湯。いい湯だな　いい湯だな湯気にかすんだ白い人影あの娘かな　あの娘かなここは上州　万座の湯ちょっとした発見かな。

花の話題ばかりですみません

下界はもう真夏ですね、毎日いらっしゃるお客様からも｢涼しくていいね｣とよく声をかけられます。そうですよね、まだまだ万座は暑くはなっていません。草津から白根ルートに上ってくる道路では、盛んにハルゼミが鳴いています。森のなかで車を止めて、高原のさわやかな空気といっしょに大自然の音を聞いていると、体の中に本当に安らぐ涼しい風が吹いてきます。毎日、少しの休憩時間を利用して写真撮影やフィールドワークをさせてもらっています。いまは花の季節です。昨年に見つけたイチゲの花を撮影しようと出かけましたが、誰かに盗掘されて撮影できませんでしたが、思わぬ所でサンカヨウ、エイレンソウ、花は咲いていませんでしたがシラネアオイや白色のイワカガミ、ツマトリソウ、やっと咲き始めたゴセンタチバナ。志賀高原の田ノ原湿原ではヒメシャクナゲが見ごろでした。それにワタスゲが早くも咲き始めて夏の到来を告げています。写真はツマトリソウです。

群生する花

先日紹介したかったイワカガミの花ですが、やっと見ごろになりました。この花はあまり群生する所は少ないように思いますが、見事に一面がピンクに染まっています。ホテルの庭に何年か前に数株植えてみましたが、なかなか増えてくれないものです。もともと山野草は育てにくいものです。不思議かもしれませんが、その花が一番適している環境を知っているのです。冬の過酷な寒さや風の強さなど悪条件は沢山ありますが、それでもその花たちには快適な場所なのです。何万年かかっているかはわかりませんが、環境をもとめて山に咲く場所を選んだのです。下界にその花を移植しても育たないのはおわかりいただけると思います。

そろそろ花の季節ですね

おはようございますいよいよ山は花の季節になりつつあります。イワカガミが咲き始めています。まだ咲き始めなのであと10日位で見ごろになると思います。志賀高原の田ノ原湿原ではミツバオウレンやヒメシヤクナゲがいい感じで咲いていました。

リュウキンカ

ミズバショウを探しに行くと沢山咲いている黄色い花を見つけます。リュウキンカです。湿地帯の中で咲きます、万座では見る事ができませんが、志賀高原では目立つように沢山咲いています。花の季節は足早です。次々と咲いていく花をお見逃し無いように楽しまれてください。露天風呂に植えたリンドウやハクサンフウロが芽を出しています。今年の夏も綺麗な花を咲かせてくれますね。

新緑の季節

遅い春がやってきた万座です。カラマツが緑濃い林になりつつあります。まだ残雪は残っていますが、花の季節とともになくなっていきます。待ち焦がれた季節です。山に高山植物の様子を見に行っています。志賀では水芭蕉が咲きはじめました。イワカガミはまだ芽のままですが、イワナシの花が早いものが咲き始めました。皆さんには馴染みのない花とおもいますが、オオカメノキの白い花が咲き始めました。比較的に見つけやすい木です。葉の形が亀の甲羅のようでつけられた名前ですが、秋になると綺麗な赤い実がなり紅葉も綺麗な木です。覚えておけばまた秋の楽しみになりますね。

雲海の風景

雲海が見られる機会がおおくなりました。長野方面に出た雲海の風景です。毛無峠より撮影しました。ISOが高すぎて白っぽくなっています。またいい写真が撮れたら紹介しますが、載せてみますね。

残雪

先日、映画「岳」を観てきました。北アルプスの山岳救助隊の物語で、原作は漫画ですが山の事を知りつくしている作者ですので、なかなか迫力のある作品でした。北アルプスの山々の壮大な風景を見ているうちに、雪の上を歩いてみたくなりました。白根山にも残雪が多く、これは渋峠に向かう途中の残雪です。まだ一面の銀世界を楽しめました。