スミスさんとブラウンさんとジョーンズさん。
突然ですが・・・小学生の頃使っていた国語の教科書の中のお話で・・・印象に残っているモノって何ですか?私は、学校の授業っちゅうもんは得意不得意にかかわらず・・・数学も国語も好きではございませんでした。授業中はひたすら妄想タイム。いつもどこかへ出かけて行っては・・・チャイムの音と共に現実へと引き戻される・・・そんな小学生でございました。ただ・・・国語の教科書は大好きでしたよ。新学年になって、新しく教科書を貰ったら・・・1週間ほどで教科書のお話は読破しておりました。つまらない国語の授業中も・・・文章を読んでいるだけでそれなりに楽しくなったもんでございます。小学生だった私も、今じゃちょっとしたおばさんの域にに足をつっこみつつありますが・・・今でも記憶には、うっすらながら残っているもんでございます。その中で・・・小学校何年生の頃か忘れてしまいましたが・・・スミスさんとブラウンさんとジョーンズさんという3人の駅員が出てくるお話がございました。授業で音読せねばならないときに・・・子供ながらに「またまたベタな名前だよ。フン」と思った記憶がございますので間違いない。笑。記憶では・・・砂漠の中の駅だった気がしますよ。その3人が、それぞれ旅に出る。・・・・というようなお話。内容はサッパリ忘れてしまっております。。。ただ覚えているのは、誰かが「オアシス」なるところに行ったということ。オアシス!!初めて聞く言葉ではございましたが・・・何とも甘美な響きでございました。いかにも異国情緒漂う言葉じゃございませんか?(もうこの頃から異国に憧れておりました。笑)確か・・・オレンジをお土産に持って帰ったのではあるまいか?一体全体・・・どんな内容だったかはサッパリでございます。残っているのは、その物語を読んだときに頭の中に広がった・・・ギラギラとした太陽に照りつけられた砂漠と・・・駅員が3人だけしかいないちっぽけな駅・・・そして蜃気楼の向こうに見えるオアシスの影!う~~ん。鮮明に浮かびますよ。小学生だったあのころと全く同じイメージで、私の頭に浮かびます。誰か、このお話の題名ご存じの方・・・ご一報下さい。笑。もう一回読んでみたい!!!あとは・・・「白い帽子」・・・という題名だったと思う。(タクシー運転手と夏みかんとチョウチョの話。これも・・・イメージしか頭にのこっとりません。誰かご存じ?笑。)「スイミー」とか。(これも好きでした!レオ・レオニ!)「太郎コオロギ」とか。「風の又三郎」だとか「ごんぎつね」とか「だいぞうじいんさんと雁」とか・・・そういうポピュラーなのはそれほど懐かしさを覚えないんですよね~。(そういえば「山月記」も小学生の頃じゃなかったかな。)あ!あと・・・谷川俊太郎の詩。『朝のリレー』。ちょっと前に何かのCMでやっていてびっくりしましたが・・・あれは国語の教科書で見て以来、暗記するほどに大好きな詩です。【カムチャッカの若者が きりんの夢を見ているとき メキシコの娘は 朝靄のなかでバスを待っている ニューヨークの少女が 微笑みながら寝返りを打つとき ロシアの少年は 柱頭を染める朝日にウインクをする この地球ではいつもどこかで朝がはじまっている ぼくは朝をリレーするのだ 経度から経度へと そしていわば・・・交代で地球を守る 眠る前のひととき 耳を澄ますと・・・ どこか遠くで目覚まし時計のベルが鳴っている それはあなたの送った朝を だれかがしっかりと受け止めた証拠なのだ。 】う~~~ん。なんとも!じわじわと勇気が湧いてくるような・・・なんか背筋がピンと伸びる詩でございます。朝、自分にもリレーがまわってくる!!と思うとワクワクしちゃう。ただ朝方まで飲んでいることのある私としては・・・ カムチャッカの若者が キリンの夢を見ているとき 福岡のジャスミンは 居酒屋で芋焼酎のおかわりをしているな~~んてことになりそうですがね。考えてみると・・・国語の教科書って結構おもしろくて良いお話がたくさん詰まっていました。でも、授業は型どおりでつまんなかったな~。笑。せっかく面白い文章でしたけどね。授業の記憶は綺麗サッパリ無いジャスミンでございます。皆様の心に残る国語の教科書のお話って何ですか?*注*年齢がばれるおそれがございます。ご注意下さい。笑。