2007/08/01(水)01:55
不眠女譫言日記。
深夜の日記。
さっぱり、眠れず。
森茉莉の「枯葉の寝床」を読み返してみる。
男色のお話です。
美少年が出てくるんだわ。
しかし乙女チックで優雅な世界だこと。
デカダンなかんじもしますわね。
なかなか際どい表現ばかりなり。
しかし美しいです。
ふむ。
すぐ読めちゃうの。
で。更に。
無造作に枕元の本棚に手をつっこみ、
手の触れた本をの奥から引っ張っりだしたら
三島由紀夫の「仮面の告白」でしたわ。
う~む。さすがに続けては濃いなぁ。。。
なんかハッピーな気分になる本が読みたいなぁと思ったのですが。
私の持ってる本は、後味があまりよろしくないものばかり。
そんなのが好きなのだわ。(後味が悪いのを何度も何度も読み返すんだわ。)
が、眠れぬ夜には少々辛い。
音楽を聴く道具を手に入れようかな。
部屋の音っていえば、私の身じろぎする音か
冷蔵庫の唸りくらいなものですわ。
音楽を聴いたら少し良い気分になるかもね。
しかし、音楽にしても…アンニュイなのが好きなのだ。
どっちみち。
そうそう。めちゃくちゃ素敵なペンダントライトを見つけたのだわ。
硝子の。
綺麗なスコッチウィスキーみたいなとろんとした琥珀色の。
そこに淡雪色の細かな水玉模様の斑が入っているんだわ。
部屋はなるたけ暗い方が好きだから
あのペンダントは小さいけど、私にとっては明るさはきっと充分だわね。
小さい白熱球を入れたら、さぞや美しかろう。
あの淡雪色の斑が影になるんだろう。
部屋が、海の底みたいになるんじゃないかな。
淡雪はうたかたになるのだよ。
欲しいな。
部屋は暗くないと眠れないタチだけど
あれだったら、つけっぱなしで眠れるかも。
きっと、眩しくないし、寂しくもないはずだわね。
買うか。
しかし、照明に諭吉さんを10人以上出動させるなんてことは
ひっくり返っても出来るわけはなく。
私は、やはり少々の胸焼けを起こしつつ「仮面の告白」を読むしか術がないのであります。
こんな夜中に!三十路女の!
一人で読む本が!
「仮面の告白」ってどうだね。
やはり、睡眠剤が必要か。
もう無いからまた貰いに行かなくちゃ。
でも、あんまり睡眠剤が効かない人みたいだわ。私。
飲んでもバッチリ4時くらいまで起きていられます。
↑交感神経がビンビンだぜい。
なのに、翌日は薬が少し残ったかんじがするしね。
多分、飲む時間が遅すぎるんだわね。
あ…。
太宰が自殺しようとして飲んだのは…ハルシオンだったか。
あるいは、カルモチンだったか。
気になるわ。
ああ…どっちかにゃ。
…また眠れないじゃないか。(パソコンが店にしかない)
太宰のばか。
やはり真夜中に「仮面の告白」は濃すぎるので(深夜のヒデちゃんラーメンくらい濃い。)
なのでさっぱり(?)とトマス・マンの「魔の山」を読むことにします。
↑暗い?
なんか少し気が楽になる本を買いに行こう。
あ。
明日は休みだから。
この前勧められた、山之口貘の詩集を買いに行きましょう。
あ…もう、今日か。
そして、気がつかぬうちに、7月はそっと行ってしまったようですよ。
こんな真夜中に。
もう8月なんだわね。
支離滅裂日記だな。