2008/01/14(月)14:34
アース(ノーマットじゃないよ)
本日は成人の日?
新成人のみなさま・・・おめでとうございます。
とかく生き難い世の中でございますが・・・
しっかりがんばって生きていきましょう。
「最近のワカイノは!」とかオトナは申しますけど
今オッチャンオバチャンやってるヒトたちも
同じこと言われてきたんだから気にすることないわ。
オトナの中にも、ちゃんとしてる人とそうでない人が居ます。
若い人と一緒なんだってば。
ワタシも他人のこと言ってる場合ではございませんわ。
地に足つけて歩いていかなくちゃ。。。
そういえば、己の成人からもう10年以上たっちゃいましたわ。
成人式とか出なかったなぁ~~。
そういえば。。。
成人式ってナニするんだ??
←本日のオススメ。
チャイナカラーの中綿入りジャケットでございます。
暖かくて、短めの丈がキュートですよ。
パンツにもスカートにもよく合います。
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昨夜は、仕事帰りに映画館へ行ってまいりました。
世の中連休らしし・・・私、連休じゃないけどなんだかちょっとお休み気分を味わいたかったし。
見たのは「earth」
監督はマーク・リンフィィールドとディープ・ブルーのアラステア・フォザーギル。
(ちなみに撮影スタッフもディープブルーのスタッフです。)
プラネットアースもディープブルーもすごく良かったので・・・「earth」楽しみにしておりました。
ああいうネイチャーのドキュメントものっていうのは、好きなのでございますわ。
ちなみに・・・ナレーション(案内役)は世界の渡辺謙。
大きなテーマは、もちろん地球。
それに今回は「地球温暖化防止」というメッセージがこめられておりました。
いや・・・こめられてた・・・というには、あまりにも露骨に歌っておりました。
これは、宣伝やコピーを見てうんざりしちゃった点でございます。
いや・・・地球温暖化というのは誰しもが考えなくてはならない問題で・・・
しかも早急に動かねばならぬ問題なのでございます。
それは解かっている。
解かっているけれど・・・あまりにも短絡的で露骨すぎるコピーや宣伝に見に行く前から少々嫌気すら覚えておりましたのよ。
なんか・・・軽く聞こえるんだわよ。
しかしね。
映画に罪は無い。
私は、すばらしき自然の映像を見てやろうと映画館へと向かったのでございます。
お子さん向けのコマーシャリングも積極的に薦めていたようですし・・・
きっとこんな映画を見たら子供たちは歓声をあげること間違いなし!でございますからね。
うるさくないように・・・レイトショーを選択。
オトナはオトナの楽しみ方がしたいんですわよ。
映画館は・・・指定席制でございましたけれど・・・なんとガラガラ。
お腹がすいたので、コンビニで買ったシャケのおにぎりをかじりながら、はじまるのを待っておりますと・・・隣におばさまがお座りになりました。
そして・・・「わたし、この映画楽しみにしていたんです!!」と語りかけてこられましてよ。
「は~そうですか。私もですよ~。」と適当に話をしておりましたら・・・
おばさま段々と話に熱が入ってまいりましてね。
「わたくし、自然環境に関することにものすごく興味があるんです!環境問題とか!」
・・・悪いヒトではないけど、私はこのタイプのヒトが嫌いです。
自然環境に興味があってそれを大切にしたいと思うのはスバラシイし、大事ですし、尊敬しますが
それを声高に赤の他人に言わなくても良いわ。(しかももうすぐ映画がはじまるのに。)
「は~。スバラシイっすね~~。」もうほんと左に受け流しつつ相槌を打っておりますと
「いまね、私こんな活動に参加してるのよ~」となにやらファイルを取り出して、私の前にグイイと差し出す。
なんぞイッパイ写真の載っているファイルでしたわ。
いや~~ホント・・・考えて実行できているスバラシイおばさまですけど・・・とにかく鬱陶しい。(←失礼?)
しかし良いタイミングで劇場が暗くなりまして、音も大きくなったので完璧ムシに徹しましたわよ。ふふふ。
で。映画の感想。(あくまでワタシの感想ですわよ)
テンションがあがりました!!!
やっぱりああいうのは大画面で見ると良いですわよね~~~。
見終わった後に、興奮しすぎて心拍数が上がっていたくらい・・・すんごい映像ばかりでしたよ。
地球って・・・すごいんだわ。
生命って・・・すごいんだわ。
言葉足らずだけど、ただそれだけですよ。
もうただただ・・・うお~~~~!!!すげぇ~~~!って。
それだけで良いんだよぅ。
あれを見れば、地球温暖化防止のメッセージなんか十分すぎるくらいに伝わるわ。
なのに。なのに。なのに。なのに。
要らぬ言葉が多すぎるんじゃ!!!!!!!!!
渡辺謙は好きです。
大好き。
でも・・・ジャスミンは声を大にして申します。
この映画に渡辺謙のナレーションは不要である!!!!!!!!!!!
ナレーションのおかげで・・・映画がひどくチープに見えます。
すんごい映像の数々ですのに。
いや・・・渡辺謙が悪いのではないかもしれません。
あれは、「言葉」が悪いんだよ。
たとえ字幕だったとしても(字幕のほうがマシだと思ったけど)同じこと。
説明なんか要らないのよ。
見たら解かるんだもの。
もっというなら・・・動物や植物を擬人化した表現なんて愚の骨頂!!!!
それこそヒトの驕りであるわ。
あつかましいことこの上ない。
ガッツリ心に直接切り込んでくる映像の迫力やすばらしさに感激し涙目になりながら・・・
すんごく良いところで渡辺謙がナレーションをいれやがるのだわ。。。
溶け行く南極の氷の上をハラを空かせて進むシロクマ。
南国の森で求愛ダンスを踊るゴクラクチョウ。(←ここのナレーションがもう血管キレそうなくらいイライラするんす。)
水を求めて旅をする象の群れ。
ヒマラヤを越える鶴の群れ。
オットセイを襲うホオジロザメ。←この映像身震いしますよ。すごすぎて。
餌場へ向かうクジラの親子。
滝の映像もよかったし。
なのに、もうすべてのシーンに要らぬ説明がてんこ盛りなのだわ。
途中・・・「黙れ!渡辺謙!!」と叫びそうになっちゃうのをこらえるのが必死だったジャスミンです。
言葉にすることでしか伝わらないことってあるけれど・・・
言葉にすることで、色あせちゃうナニカもあるんだと思うんだ。
温暖化防止!!
伝えたいことは本当によく解かるし、すごく大切。
だけど・・・この映画に関して言えば・・・言葉を尽くせば尽くすほどそれが安っぽく聞こえてならない気がしました。
ただ、見せたら良いのに。
地球がいかに水に溢れた美しい惑星で、恵まれた場所か。
そこでさまざまな動物たちはいかに壮絶で鮮烈に生きているか。
それだけで・・・ググっと伝わってくるのに。
ま・・・私の感想に過ぎません。
なんだかんだ言って・・・私はもう1回コレ・・・見に行きます。
だって、ナレーションを差し引けばすごく良かったです。
映像だけでも若干メッセージ性が押し付けがましい感じがなかったわけではないですが・・・
しかしそんなこと気にならないくらいスンバラシイ映像です。
ぜひオススメ。
子供ちゃんたちも楽しめると思うので是非連れて行ってあげちゃってくださいな。
ちなみに・・・映画が終わった後・・・また隣のおばさまに話しかけられましてよ。
「良かったわよね~~~!!!!!」
「そうですね~~。すごかったですね~~。でも渡辺謙のナレーション鬱陶しかったですね。」
「・・・あら・・・そう???」
「人それぞれでしょうけどね~。」
「そうよね!ところで私、ヒーリングサロンやってるのよ~。
これね、名刺なのよ。どうぞ~~~。オーラとか・・・スピリチュアルとか・・・
こういう映画お好きなら興味がおありなんじゃない?」
「オーラ・・・・・。。。」
・・・なんかこの手のおばはん・・・怖いんだよねぇ。。。ワタシ。。。
『こういう映画お好きなら』なんて勝手な括りも止めてよね・・・。
「あ・・・こりゃ、どうも・・・」と握らせられた名刺をぐぐっとつかんで・・・
足早に映画館を後にしたジャスミンでした。。。
名刺?
映画館で捨ててきちゃいましたわ。。。