2010/07/15(木)15:21
~ウサギ一押し?~~ダラダラ凸凹ポルト旅行記その7
くねくねのヘアピンカーブの続く坂道を「なぜそんなスピードで?」というスピードでタクシーはすっ飛ばし・・・
あっというまにラメーゴに到着でございます。
山の上の小さな町。http://www.portugal.or.jp/tourism/porto1.html
・・・とは聞いておりましたが・・・本当に小さい。
とりあえず市街地で降りて、ホテルを探し・・・
古そうな趣ある建物のホテルに狙いを定め価格を聞くと
二人で5000円程度でございます。
「部屋を見る?」と聞かれましたが、特に問題なさそうなので見ずに決めちゃいました。
結果、なかなか宜しいホテルでございましたわ。
時期的に、宿泊客は数名しかいないようで、大変静かでございましたが。
ここは家族経営のホテルのようでございました。
片言の英語ができるオジイサンとオバアサンと、その息子さん。
息子さんは耳が不自由なようで、言葉がうまく出ないようでしたが
ワタクシたちは、今回出会ったポルトガル人の中で・・・
彼とが一番難なくコミュニケーションをとることができましてよ。
ラテン語がまるで駄目な私たちは、英語と少しのポル語で会話をするわけですけれど
相手のポルトガル人もそう英語が堪能なわけでもなし。
中途半端に通じるもんだから・・・いろいろ誤解が生じて正確に通じないことも多いのですが。
彼とはもともとジェスチャーでの会話なので、コミュニケーションがばっちり。
彼自信も、相手の言わんとすることを察する能力が飛びぬけているのだと思います。
部屋でのんびりした後に、「食事に行こう」とロビーに降りてまいりますと
お兄ちゃんがにこにこしながら
「でかけるの?ごはん?」とジェスチャーで訊ねて参りましたので
「うん。夕食に行くの。」と申しますれば・・・
「すごくおいしい店があるからね!安いし。僕が連れてってあげるから!」
そう言って、お兄ちゃんが近くの食堂まで案内してくれて
「じゃあ食事をたのしんで!」と笑顔で去っていきましてよ。
よか人~~。
レストランは、価格も安くてすごくオイシカッタです。
ただ。
英語は全く通じませぬの。
一応・・・英語メニューがあるんですわ。
で。
「これ頂戴」と番号を指差すことが可能でございます。
しかし、なぜだかその番号に対応するポルトガル語メニューが存在しないために
指差しても店の人に伝わらぬ。。。
なぜだ。
なぜなんだ。
じゃあなぜ番号をふってるの?
謎の多いシステムですわ・・・。
こちらは、仔牛の煮込みを頼んでいるのに
「ラビット?ラビットよね???」と姉ちゃんはなぜか兎を主張。
「ノンノン・・・仔牛だよぅ~~~」
「だから兎でしょ?」
・・・英語メニューには兎は存在してましたけど、違うメニューなんだってば。
ま。
こういうのも結構楽しいんですわよね。
味はばっちり。
ちなみに、ヴィーニョヴェルデを注文したのに、普通の白ワインが出てまいりまして。
「軽過ぎて物足りないから更に酒を・・・」とお姉ちゃんにメニューを請求しましたところ・・・
「デセール(デザート)ね?」←伝わってない
いんや・・・デザートなんか食わぬよわれわれは・・・。
・・・と言うのに
「あっちにデザートがいろいろあるから選びなさいな。こっち来て♪」
と半ば強制的にショーケース前に連れて行かれ・・・
結果・・・なぜかデザート。
ゴハン食べて・・・酒飲んだあとに甘いもんて・・・。どう??
二人で1つ。プリンです。(プリンおいしいけどでっかい)
でもね。
このプリン美味であった!!!!
(でも口直しに近くのバールでこのあと酒を飲んだんでした)
食後にカフェをもらい、まったりしていると・・・
「ねえ。お願いがあるんだけど。。。」とお店のお姉ちゃんが紙とペンをもって現れました。
「おいしかった?」
「おいしかったよ~すごく。」
「じゃあね~~これ書いて。お客さんに書いてもらって店内に貼ってるの。」
そういえば壁には、フランス語 ドイツ語 英語 ラテン語などなどで
「おいしかったです!」「またきます!」「すてきなお店!」なぞの感想文が書かれた紙が
ところせましと貼ってありますの。
「いいよ~~。英語がいい??」と訊ねると
「ううん!日本語は一枚もないの!日本語がいい!一番目立つとこに貼るわ!」
・・・というので。
書いてまいりましたわよ。
書いていたら・・・「う~~ん。読めないのが残念よ~~」とお姉さんが申すので。
絵も添えてまいりました。
お姉さんはものすごく喜んでくれて、壁の一番目立つところに貼ってくれましてよん。
日本人は・・・
ラメーゴって行っても、ツアーでちょっと立ち寄って帰ってしまうお客さんが多いらしく
あまり宿泊して食事をしたり、のんびりぶらぶらしていくような人はいないようです。
だから珍しいみたい。
(街を歩いていると、アジア人観光客が珍しいのか・・・やたら視線を感じるんですわよ。
上から下までしげしげと観察されてる。
やっぱり珍しさからの好奇心かと思われます。
みんな、シャイなので声をかけてくることはありませんが。)
ラメーゴにて、小さな食堂の壁に日本語の感想文を見つけたら・・・
それは多分・・・私たちでございます。
そして、その食堂にはいったあなはたラッキー。
間違いなくアタリですわ。
ま。
注文のときに何を頼んでも「ウサギ」を推されてしまう可能性はありますけどね。
ふふふ。
*食材市場にいたウサギちゃん。かわいいだけじゃなくおいしい。
けど頼んだのは仔牛なんだってば。*
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ラメーゴ1泊 http://4travel.jp/traveler/02251016/album/10476997/