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ナースの仕事は、テキパキと行うことと共に、時にはじっくりと話を聴くこともある。じっくりと話を聴いていると、ついついその人のために・・・と手を出すことがある。それを繰り返しているとその人は「このナースは、話を聴いてくれる優しいナース」と受けとめ、病の苦しみを一時的に癒される存在として認識する。
そこまでで留まっていればいいのだが、人には「欲求」というどうにもならない「煩悩」がある。ついついその優しさに「甘え」が生じる。以前なら自分で出来ていたことを、「今日は体調が悪いから・・・今日は、節々が痛んでね・・」甘えという「欲求」が頭をだし、やがてそのナースの負担となる。その人自身の心にも「生きる」という本来の意味が、乏しくなりやがて「もうこの年だから・・」 それは甘えですよ、生きていくのはあなた自身であり私ではない。高齢者だからというのは「言葉を変えれば「屁理屈」。昔も今も「生きていく」という状況は同じ。 そう思う時、優しさだけでは、援助はできない。ことを痛感する。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 19, 2006 04:16:00 PM
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