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カテゴリ:MAP
ハリネズミの旅
二匹のハリネズミが住処を求めて旅をすることになった。 寒い時期なのでお互いに体を寄せ合いながら歩く。 お互いの針がお互いの体を傷つける。 離れると寒さのために身を寄せる。 こうしてお互いの距離を保って旅をした。 今朝の「おはパソ」のテーマは「パーソナルスペース」 お互いの距離。 なかなかおもしろいメール・Faxが届いていた。 以前日記で「うっとうしい患者」と題して最近の患者さんのことを書いた。 前回のMAP定例会でも入院患者・家族の罵声と悪口には驚きが隠せなかった。 学校には多彩な文句を告げに親が来る。 なぜこのようなクレームともいえない「いちゃもん」をつけるのか、理解できなかった。 しかしフッと思いついたことがある。 「チンピラ」 チンピラは肩で風をきって歩く。 弱さを隠すために。弱さを隠すために大きな声を出す。法的にスレスレのことを強要してくる。そうしなければ彼らは生きていけない。法的にはスレスレでも道義的には問題である。しかしこの道義は法ではないので、守る必要はない。これは人としての尊厳だ。そこをついてくる。 最近の患者・家族がなぜ罵声を浴びせ、無理難題を声だかにわめくのか。 彼らは「どうしたらいいのか判らない」のだ。 学校がそうだ。子どもを育てるとはどういうことなのか、そこが判らない。怖いのだ。 だから道義的に問題があっても、大声で叫ぶことしかできない。無理難題をいうしか術をしらない。 お互いの距離を保てない。 自分が常に安全な位置にいなければ、不安でしかたない。 なにが不安なのか? 自分の守るべきものがないからだ。何をまもればいいのか判らない。 子どもを守るのか、自分を守るのか・・自分を守っているのだ。自分しか守ることができない。それがせいい一杯。しかし結局は自分すら守れていないことには気がつかない。 相田みつをさんの言葉がパソコンの横にある 根さえ しっかりしていれば 枝葉は どんなに ゆれたって いいじゃないか 風にまかせて おけばいい みつを お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 13, 2007 09:59:27 PM
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