リタイヤ ガーデニング

2007/06/13(水)21:59

ハリネズミの旅

MAP(83)

 ハリネズミの旅  二匹のハリネズミが住処を求めて旅をすることになった。  寒い時期なのでお互いに体を寄せ合いながら歩く。  お互いの針がお互いの体を傷つける。  離れると寒さのために身を寄せる。  こうしてお互いの距離を保って旅をした。  今朝の「おはパソ」のテーマは「パーソナルスペース」  お互いの距離。  なかなかおもしろいメール・Faxが届いていた。  以前日記で「うっとうしい患者」と題して最近の患者さんのことを書いた。  前回のMAP定例会でも入院患者・家族の罵声と悪口には驚きが隠せなかった。  学校には多彩な文句を告げに親が来る。  なぜこのようなクレームともいえない「いちゃもん」をつけるのか、理解できなかった。  しかしフッと思いついたことがある。  「チンピラ」  チンピラは肩で風をきって歩く。  弱さを隠すために。弱さを隠すために大きな声を出す。法的にスレスレのことを強要してくる。そうしなければ彼らは生きていけない。法的にはスレスレでも道義的には問題である。しかしこの道義は法ではないので、守る必要はない。これは人としての尊厳だ。そこをついてくる。  最近の患者・家族がなぜ罵声を浴びせ、無理難題を声だかにわめくのか。  彼らは「どうしたらいいのか判らない」のだ。  学校がそうだ。子どもを育てるとはどういうことなのか、そこが判らない。怖いのだ。    だから道義的に問題があっても、大声で叫ぶことしかできない。無理難題をいうしか術をしらない。  お互いの距離を保てない。  自分が常に安全な位置にいなければ、不安でしかたない。  なにが不安なのか?  自分の守るべきものがないからだ。何をまもればいいのか判らない。  子どもを守るのか、自分を守るのか・・自分を守っているのだ。自分しか守ることができない。それがせいい一杯。しかし結局は自分すら守れていないことには気がつかない。  相田みつをさんの言葉がパソコンの横にある  根さえ  しっかりしていれば  枝葉は  どんなに  ゆれたって  いいじゃないか  風にまかせて  おけばいい    みつを

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