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カテゴリ:自分らしい生き方
半落ち・・・アルツハイマーという病で、自分が自分で亡くなる前に、自分のままで死を望み、それに応えた。これが裁判になると、「尊属殺人」という罪名で懲役4年。
「自分が自分で亡くなる前に、自分のまま」という望みだが、では、アルツハイマーが進行して自分がわからなくなったその人は、既に別人なのだろうか?私はそうは思えないし思いたくはない。病のない状態も自分であり、病に罹患したのも自分だ。親族、他人に迷惑をかけたくないという思いは、わかる。お世話になりたくない。というのも私も同感だ。「人のお世話になりたくない」のならば、そうなる前にチャンスがあれば、そうするだろう。だがこの場合「他人である夫」にお世話になってしまっている。こうなる前ならば、自らの信念を貫けばいいし、貫けるように支援するのも納得できる。しかしこの場合、夫はアルツハイマー病をもった妻と、生き続けることがその「あるがまま」の人(妻)を受け入れることではないのだろうか。 一人で抱え込むのではなく、社会的な支援を含めてだ。 しかし、映画を見終えた頃、なぜか 涙が 流れてしまった。 半落ち/寺尾聰寺尾聰 半落ち お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 12, 2010 10:34:48 AM
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