リタイヤ　ガーデニング

録りためていたビデオを見た。「爆走風塵」中国でトラックドライバーとして働く一人の中国人

　国の政策に翻弄されるのは洋の東西を問わずどこでもあること。

　それをいちいちあげつらう気持ちはない。

　同様のビデオは２０１７年に放映されたものの続編かと思われた。

　２０１７年当時中国でのトラックドライバーは３，０００万人と言われていた。

　不況に突入した時であり、規制緩和されたときでもあり多くの人がなだれ込んだ。

　その前は荷物一個に一人のドライバーであったが、２０１７年頃は１個に３０人が群がった。

　当然価格は下落し働いても赤字になるケースが多発していた。

　今回の放映では2，000万人になっていた。

　今回はその環境の中でも貪欲に生き抜くドライバーです。

　日本では当たり前にカーナビがありますが、中国のそれは全く機能しない。そこは経験と度胸で

　乗り切るだけ。彼は乗り切った。

　国内で荷物を運搬するだけでは利益にならないので、隣国ラオスへ行って荷物を運んでくるという。

　トラブルの連続、地元警察による搾取、そしてバナナ園の住所は元々ない。

　目印は「看板」だけ。到着したのは夜中、看板なんて見えなかったが、なんとか探した。

　などなど

　ラオスから帰ってきたら、休まずにチベットへ行く。その道中もトラブル続き。結局赤字。

　自宅には５年帰っていない。帰れない。周囲の親戚に借金がある。

　借金は親の治療費など。

　でも彼はドライバーとしてこれからも生きていくと締められていた。

　すでに引退した私から見たら、投げ出さず生きていくその姿に涙が止まらなかった。

　果たして私にその活力はあるだろうか？

　ちなみに中国の高速道路料金は、走行距離と重量で支払います。

　あの広大な大陸に縦横無尽に整備された高速道路を整備するのは多額の費用がかかるものと

　想像します。かつての中国ならそれも可能でしょうが・・・・・