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カテゴリ:がん
10年前の2003年7月28日に、私は医師から病気の告知を受けました。
先々週の7月28日でいよいよ10周年を迎えました。 その前日に祖母が亡くなってしまったのは本当に残念で悲しいですが、この10年間私と一緒に闘い、支え見守ってきてくれた家族に改めて感謝です。 当時19歳だった私は、がんという病気の本当の怖さを知らなかったのかな、絶望とか恐怖感とかはあまりなく、大学生活はどうなるのか、就職はできるのか、結婚はできるのか、そんな不安ばかりが先立っていました。 告知を受けたその夜に書いた手書きのノートを久しぶりに開いてみたら、気味が悪いほど前向きな言葉を書き連ねてありました。 写真の右側の文字は当時の私が書いたもの。なんか、書いてることが若くて恥ずかしいなぁ(^_^;) 左側の赤ペンは、それに対して今29歳の私が書き足したコメントです。 努力すればなんとかなると思っていたけど、実際には努力ではなんともならないことがたくさんありました。 頑張って治療を受けたのに再発したり。 頑張って勉強して良い成績を取っても、就活で苦戦したり。 頑張って入った会社を辞めさせられたり。 病気は甘くはなかった。 それでも、支えてくれる家族がいて、応援してくれる友人がいて、理解ある職場の上司や同僚がいて、同じ病気を経験した仲間がいて、力を尽くしてくれる医療者がいて、現在の楽しく充実した日々を送れている私がいます。 努力ではなんともならんかったことも、無駄ではなかったと思う。 これからは、もちろん努力もするけれど、ちょっと肩の力を抜きいて日々の生活を楽しみながら。 少しでも家族や周りの人や社会の役に立てたらいいな~ということを考えながら生きたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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