セカンドオピニオン その2
東京の病院。夜7時半過ぎに順番が回ってきました。◇先生の意見◇・未分化胚細胞腫瘍は進行が遅く、タチの悪くない腫瘍。普通は手術をするだけで治るような病気。だが、進行が遅い分だけ抗がん剤や放射線が効きにくい。・突然変異によって発病するので、親のせい(遺伝)でも本人のせい(生活習慣)でもない。・今すべきことは経過観察。再発するとしたら、ダグラス窩に接していた直腸全面と膀胱、後腹膜。この辺りを超音波、CT、MRIで定期的に見る。・癌が出てこないようにすることと、次癌が出てきたらどうするかということを考えなければならない。・癌が出てこないようにする方法として、今抗がん剤治療を追加するのはあまり賛成しない。内服の抗がん剤はやらない方がよい。黄体ホルモン剤を飲むのは悪くないと思う。ソニフィランの注射と乳酸菌の粉薬で免疫力を上げるのは良い。・もし癌が出てきた場合にキーとなる抗がん剤はシスプラチン。シスプラチンで癌を小さくしてから手術をしっかりやるのが良い。・非特異性の免疫細胞療法はやらない方が良い。悪影響になることもあり得る。この先生の意見も主治医と同じで、経過観察して再発したらすぐ見つけるというものでした。やっぱり「今徹底的に治療して癌の息の根を止めて二度と再発させない」という選択肢は無いみたいです。ただ、この先生ががんセンターの先生と違う点は、ホルモン療法やソニフィランや乳酸菌など「エビデンスに基づいた方法ではないけどもしかしたら効果があるかもしれない」方法を積極的に考えていることでした。ホルモン療法とソニフィランはすでにやっているのでちょっと安心しました。再発を防ぐためにできることは何でもやって、こまめに検査をして、再発したらすぐに見つけて対処する。結局それしか方法は無いのかな。二つの病院で言われた再発リスクのある場所は・・・肝臓・肺・頭・骨・直腸・膀胱・後腹膜・・・。いつどこにどんな形で出てくるのか分かりません。体中に時限爆弾が埋め込まれているみたいですこんな状態で仕事なんかできるのか?いつ突然再発して入院するか分からないような人が働けるような場所ってあるんだろうか?