未知との遭遇

2008/05/30(金)11:54

貧乏性っていうのもありますが

ひとりごと(1108)

先日、かねてから食品産地偽装や使い回しなどの不祥事が続いていた船場吉兆が、 経営悪化から廃業したというニュースが流れました。 これではお客さんが離れるのも無理はないし、致し方ない結果ではあると思います。 格式ある料亭で、こんな悪事が行なわれているとは。 バカにするのもいい加減にしろーっ!と怒りたくなりますけどね・・・ でもね、ちょこっと思ったんだけど、 「使い回し」って、たしかにいけないことだろうし、衛生上も良くない。 しかし、使い回しするってことは、 お客さんも手をつけずにそっくりそのまま残したってことだよね? まさか、ひと口かじってあるような料理を使う訳にもいかないだろうし。 私、これが問題あり!って感じたのです。 使い回す方も悪いけど、残す客も悪い! 我が家は裕福ではなかったので(今もそうだけど)、 食べ物を粗末にすることは許されませんでした。 私は小さい頃はけっこうな偏食があって、給食では苦労するタイプだったけど、 それでも食べ物を粗末にするな!と特に祖母から厳しく言われていたので、 牛乳やお茶で流し込んで食べていました( ̄▽ ̄;) 目に涙を浮かべながらね^^ 大人になって、自分で料理をする立場になり、 私の作ったものを喜んで食べてくれる家族ができて、食の大切さというものを、 すごく感じるようになりました。 日本は恵まれた国に発展し、食料も豊富にあるし、 お金を出せば何でも手に入る時代になりました。 でも基本的に貧乏性のせいか、やっぱり何でも勿体無いと思ってしまい、 特に外食した時などは、出された物は必ず食べ切るように努力します。 食べられなかったら、手をつける前に誰かに食べてもらうとかね。 それが、料理してくれた人に対する礼儀だと思うし、 自分で注文したんだから、残すなんて失礼でしょう。 それにやっぱり食べ物を粗末にできないから、残せないのです。 せこいとか、食いしん坊って思われるかもしれませんが。 なので、今回「鮎を二度揚げしていた」などというのを聞いたら、 我が家ならやってるなぁ・・と思ったものです( ̄▽ ̄;) 船場吉兆の場合は、食べ物を勿体無かった、というより、 儲けることの方が先に来ていたのだとは思うけど、 残すお客さんもいかがなものか・・・と考えてしまったわけです。 宴会等の席につくと、和食でも洋食でも、 食べきれないほどのお料理がテーブル狭しと並んでいたりしますよね~(*´∇`*) 見た目にはすごく豪華だし、とっても贅沢なセレブな気分で、気持ちいいのだけど、 ほとんどの場合、全部は食べ切れなくて、捨てられてしまう料理もあります・・・ それを片付ける人たちは、どんな気持ちなんだろう。 せっかくきれいに作って、きれいに並べたのに、 食べてもらえなかったって残念に思う人もいるはずです。 衛生上、お持ち帰りも無理なのかもしれませんが、 できれば、そういう工夫もされるといいのにね。 ってか、その前に、こういう食文化がもてはやされること自体が問題あり? 食べ物は、どれも元は自然の恵みであり、私たちの口に入るまでに、 実にたくさんの人たちの手が加わっています。 、、、、、どの生き物も自分の命を人間に捧げてくれているのです。 そういう基本的なことをちゃんと理解して、美味しくありがたく食べるようにしなくちゃ。 そして、世界に目を向ければ、飢餓に苦しむ国もたくさんあるし、 大規模に漁獲量が減ってきたり、穀物などの値段が高騰したり、とても深刻な現在。 いつまで「賞味期限」だの「使い回し」だのと言っていられるかわかりません・・・ 無駄に残さず、きちんと食べようね

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