楽チンな赤ちゃん
長男が生まれてからの15年間を、とりあえず日記で書いていこうと思っています。トップページに『宇宙人』という言葉を出していますが、長男はまさに宇宙人。長男は、障害を持って生まれてきた。最初は気がつかなかったのだけど、でも『自閉症』と『知的障害』を合併した障害児だった。 平成3年4月17日に帝王切開で生まれた長男は、『かえで』(仮名)と命名した。母乳をよく飲み、1ヶ月検診では6,000gもあった、超健康優良児。長女が赤ちゃんの時は、泣いてばかりいて、だっこしないと寝てくれない。ベッドに寝かせば、すぐ目が覚めて泣き出す。ミルクも母乳もあまり飲まず、飲んでもすぐに吐く。育児って大変だ!赤ちゃんを殺してしまうお母さんの気持ちがよくわかる!そんな育児をしてきた私の、2度目の乳児挑戦。かえでは、長女と違ってすごく大人しかった。母乳をたっぷり飲んで、3時間はぐっすり眠る。目が覚めてもあまり泣かず、また母乳を飲んで3時間寝る。とにかく楽チンな赤ちゃんだった。手の掛かる長女に振り回されて、かえではほったらかしだったけど、生後1ヶ月の頃から、私の顔を見てニコニコ笑い、喃語もたくさん出る。おっぱいもよく飲んでくれる。体重もメキメキ増える。長女の時と全てが違う。私にとって、まさに理想の赤ちゃんだった。『手が掛かる子ほど可愛い』と言われるけど、このときは『手が掛からない子ほど可愛い』と思ったりした。それは、後になってみないとわからないことなのだけど・・・