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テーマ:ニュース(97062)
カテゴリ:経済・社会・企業
大学院時代に、M&Aの研究を行いました。
小売業のM&A事例を研究し、成功要因を考えるという内容でした。 ![]() この時に、M&Aの形式の一つに「垂直統合」があると言及しました。 垂直統合とは、製品やサービスの調達・製造から販売・流通のサプライチェーンを、1つの企業で完結させるため、或いはそれに類する形とするために行うものです。 一般的に、販売や流通の工程へ広げる垂直統合は前方統合(川下統合)とされ、川上のメーカーが川下の流通を買収する形式です。 これと反対に、流通・小売りが川上のメーカーを買収する、或いはメーカーが原材料の供給元を買収する形を後方統合(川上統合)としています。 垂直統合に対し、同業や類似する業種を統合し、複数の企業グループが一体化することを水平統合と呼びます。 M&Aはこの形式の方が、多いという認識です。 ![]() 垂直統合は、私の経験ではあまり目にしたことがありませんでした。 この大学院での研究は5年ほど前になりますが、その時には特定の事例はあげていませんでした。 これが最近、目にするようになってきました。 今年の4月に、ノジマが日立の家電事業を買収したことは、記憶に新しいです。 そして直近では、ドラッグストアを運営するマツキヨココカラ&カンパニーが、化粧品販売事業を行うジョンマスターホールディングスの買収を発表しました。 ジョンマスターホールディングスは、傘下にオーガニック化粧品の製造・販売を行っているジョンマスターオーガニックグループを有しています。 ジョンマスターオーガニックグループは、オーガニック・ナチュラルコスメの企画開発・販売を手がけ、首都圏を中心に36店舗を展開しています。 2025年9月期の売上高は、46億5,200万円です。 プレミアムコスメブランド「john masters organics」を中心に、直営店などの実店舗に加え、自社ECやオンライン販路でも商品を販売しています。 そのため、製造だけでなく、自社での販売チャネルを有しています。 ![]() 今回の買収は、マツキヨココカラが掲げる「連合体構想」の一環となります。 ドラッグストア・調剤薬局を中核事業としながら、独自のブランド価値や強みを持つ企業との連携を進め、グループ全体の成長につなげる方針です。 ジョンマスターオーガニックがこれまで培ってきたブランド価値を生かしながら、グループの事業基盤を組み合わせることで、新たな成長が見込めると思います。 今回の買収でも、ジョンマスターオーガニックの独自性を維持しながら、マツキヨココカラの顧客基盤や店舗網、データなどを活用して成長を後押しすることが可能になると思います。 個人的には非常に注目しています。 どのようなシナジーが生まれるのか、楽しみです。
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最終更新日
2026.09.04 18:10:01
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