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Feb 20, 2010
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カテゴリ:Keiのつぶやき
 昨日父が私のところに、ホットプレートと本を持ってきた。 来週月曜、姉夫婦が建てた家に皆で引っ越すので、只今荷造りの真っ最中らしい。
 
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 京極夏彦の本が勢ぞろい♪

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 平均これくらいの厚みで1作品。

 私は子どもの頃から「妖怪博士」と亡き祖父に言われるくらい、妖怪が大好きだ。主人の田舎が鳥取県米子市で、水木しげるロードのある境港市まですぐいけるのが本当に嬉しい。向こうにいけば、雨が降ろうが雪が積もろうが、必ず1度は境港までいって、何らかの妖怪グッズを入手する。

 さて。「妖怪とは一体なんぞや?」。多くの人は、妖怪と幽霊を一緒に考えていると思う。どちらもホラー世界の住人だから。
 でも。大きく違いがある。というのは、妖怪というのはそもそも人間の心理から生まれたものだからだ。
 一番分かりやすいところで、奈良の妖怪である「べとべとさん」というのがいる。この妖怪はとてもシャイで、誰も見たことがない。ので、姿かたちは決まっていない。
 夜道を歩いていると。背後に気配がする。後ろを振り返っても誰もいないが、歩き出すと、やっぱり気配がして、そのうち足音まで聞こえる気がしてくる(注:痴漢ではない前提でのお話)。それは、べとべとさんという妖怪が、後ろにくっついて歩いているのだ。こんなときは
「べとべさん。先にお通りよ」
と言って道をあけてやると、シャイなので、恥ずかしいからすうっと消えてしまう。

 という、何の害もない、可愛い奴である。
 でもこれは、誰しもが持っている「もしかして、誰かついてきてるかも」という心理の中から生まれたものだというのは、今の時代の人ならすぐ分かるだろう。

 さてさて。京極夏彦と言えば、やはりこの「京極堂」シリーズが有名。私もまだ2冊しか読みきれてなくて、3冊目に突入したところで忙しくなり、なかなか続きを読む時間が持てないのが残念なところ。
 このシリーズは、タイトルに妖怪がついている。もちろん作者が無類の妖怪博士だというのもある(笑)。単なる念力でお化け退治をするお話ではない。
 主人公の京極堂が見事な推理を展開し、「妖怪という殻を被ってしまった」真実を暴く。
 ただの念力でお化けを封じ込めたりやっつけたりするという話ではなく、事件が複雑に絡み合う中で、人のさまざまな感情の中から生まれ出した「妖怪」を、京極堂が祓う。

 人は、見えていても、それがどうしても真実と受け入れられないときに、その記憶を都合の良いものにすり替えてしまうことがある。
 第一作目「姑獲鳥(うぶめ)の夏」は、そういう「妖怪」だった。

 京極堂。本名は中尊寺秋彦。古本屋「京極堂」の店主にして、陰陽師安倍晴明の血を受け継ぐ。自分から現場に出向いて解決するのではない、いわゆる「安楽椅子探偵」タイプ。

 「この世の中に、不思議なものなんて何一つ無いんだよ。関口君」

 が、お決まりの言葉。
 映画では、京極堂を堤真一さんが演じている。


姑獲鳥の夏 プレミアム・エディション / 堤真一

 また今回も、まとまりのないつぶやきになってしまったけれど。
 私が何を言いたいかというと

 妖怪は怪奇現象とは別物で、人の心理が生み出したもの
 その妖怪の本質をきちんと捉えた作品である京極夏彦の本は面白い

 ということだ。
 あ~早くこの本たちを読みたいぞ!
 
 
 
 





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Last updated  Feb 20, 2010 12:01:07 PM
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